2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧
藤沢周平『蝉しぐれ』の解説で秋山駿(1930-2013 秋山駿も他界したとは)が、自分にとっての時代小説は五味康祐あるいは柴田錬三郎の死をもって終わった、新しい作家のものには手を出さなくなった、しかし藤沢が少年の心を自分に甦らせてくれたという趣旨のこ…
<a href="http://q.hatena.ne.jp/1417169383" data-mce-href="http://q.hatena.ne.jp/1417169383">魅力的な冒険家・探検家が登場するフィクションを紹介してください。…</a> 魅力的な冒険家・探検家が登場するフィクションを紹…
文春文庫に「'xx年度版ベスト・エッセイ集」というシリーズがある。 90年代前半まではまずまず読める。それ以降は、うーむ、といったところ。爺さんおっさんが好んでエッセイに書く3大話というのがあって、それは初恋の人、母親、葬式である。この一事をもっ…
漱石「こころ」は謎の多い小説だが、タイトルがなぜ「こころ」なのかがわからない。Kが自らに課して敗れ、先生が殉じたという明治の精神とやらが何であるかもずいぶん長いこと考えてきたが不明である。清はなぜ坊っちゃんを溺愛したのかと同じくらい謎である…
古来、将棋の強いエッセイストといえば誰であろう。 この切り出しから山口瞳は容易に想像がつくはずだ。 血涙十番勝負 (講談社文庫) 作者: 山口瞳 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1980/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 本書のamaznonのレビ…
80年代のMLBの雰囲気を伝える本はいくつかあるが、そのベスト3は「野球は言葉のスポーツ」(馬立勝/伊東一雄)「メジャー・リーグ紳士録」(伊東一雄)そして「ベースボール・グラフィティ」(常盤新平)であろう。次点が山際淳司の「アメリカスポーツ地図…
幻の本の話。題名「風船売りのおじいさん」。 これではない 風船売りのおじいさんの旅 作者: 沢木美子,山川あかね 出版社/メーカー: まつお出版 発売日: 2011/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 残念ながらこれではない。 <a href="http://matome.naver.jp/odai/2139225531308161601" data-mce-href="http://matome.naver.jp/odai/2139225531308161601">風船おじさんは何処</a>…
部屋がね、割とよく(というかすごく/このところずっと)片付いているんですわ。ただ普通に暮らしているだけなんですが、きれいです。諸般の事情により写真はお見せできませんすみません。 <a href="http://allabout.co.jp/gm/gc/400610/" data-mce-href…
にらめっこがおかしくなくなったとき、男の子はおとなになる。女がヘンな顔を見ても笑わなくなるのは、老婆になったとき、死に目が近いときであろう。箸が転げて笑うのは女である。男はそんなものでは笑わない。女は、身に覚えのあるもの、目に見えるものし…
たまにはこういう記事も書いてみたい。英語耳を枯らさないための俺の集大成である。 1. BBC World Service BBC - World Service - Home もうこればっかり聴いている。BBCを視聴する方法はいろいろあるが、とりあえず朝晩のPodcastはお勧めできる。大英帝国の…
伊東一雄(パンチョ伊東)さんと馬立勝さんの名著を読んで思い出した。そうだ俺はいろいろ格好つけたことをいったり書いたりしているが本当はゲイロード・ペリーが好きだったのだ。 野球は言葉のスポーツ (中公文庫) 作者: 伊東一雄,馬立勝 出版社/メーカー:…
<a href="http://q.hatena.ne.jp/1415086734" data-mce-href="http://q.hatena.ne.jp/1415086734">魅力的な策士・策略家が登場するフィクションを紹介してください。…</a> 魅力的な策士・策略家が登場するフィクションを紹介してください… - 人力検索はてな お呼ばれにあずかり恐縮です。さいきん慣れて書きやすいこちらで書きますすみません。 監督 (新潮文庫)…
師走が近い。百人一首は宿題だから覚えるのではない。それなら何のために覚えるのか。だれも振り向こうとしないものがあるとすればそれは日本の古きよき季節感と語感であろう。そこの少年少女、ほれ、君のことだ、直観しないか。なぜだ。解せぬ。いま古典に…
あぶないところだった。 昔から、そそっかしいことで随分としくじってきたが、このたびは、自分のそそっかしさに救われた。 台北空港で、高雄行の搭乗手続きをしたところで、ホテルにたいへんな忘れ物をしたことに気がついたのだ。 一行四人、ホテルにとんで…
時には昔の話をしようか。 紅の豚 - 時には昔の話を - YouTube いつもだけど。あの時代が戻ってくれないかと待ってる。 Diana Ross - i'm still waiting TOTP 70s - YouTube 間違えてるし。これ70年。 Courtney Pine feat. Carroll Thompson - I'm S…
枕 いきなり引用では収まりがよくないのでアル・カンパニスの名著を紹介する。これと海老沢泰久の「野球をかえた1冊の本」を読めば、気分は監督就任を要請された川上哲治である。 ドジャースの戦法 作者: アル・カンパニス,内村祐之 出版社/メーカー: ベース…
野球雲 BASEBALL CLOUD。ごくまれにボールパーク上空に現れる雲。BASEBALL CUMULUSと呼ぶ地方もある。形が積雲(cumulus)に似ているから。発見者は19cのBase-Ballogist, RL Centerfield。近年、出現例が少ないのはナイトゲームが増えたことと関係あり。B.B.…
「歴史を感じる場所」 #地元発見伝 茅ヶ崎市, 神奈川県 地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」 少し前の写真を整理していたら出てきたので紹介したい。 右奥に見える幾何学的なフォルムが印象的な日の当たった白い建築物は何であろうか。 迷える子…
向田邦子の傑作は「父の詫び状」だなんていってるうちは学校教科書から出ていない。あれは名文だが「かわうそ」には敵うまい。「だいこんの花」「寺内貫太郎」「森繁の重役読本」「隣の女」。「父の詫び状」に惚れたのなら他の全作品を読むであろう。読まぬ…
平野謙(評論家)は思想的にも人間的にもいろいろと問題のある人物のようだが、その解説はすばらしい(ようだと用心深く断っているのは同時代として知らないためである)。とりわけ藤村(島崎)、高見順、松本清張に寄せる平野の解説はさながらザトペック=…
俺は川崎貴子よりもおいしいご飯を食べさせてくれる人のが好き。 アラサーの選択「大人の女道」 | @ninoya_blog アラサーの選択「大人の女道」 | @ninoya_blog 川崎貴子さんいつもすばらしいけど腹減ったらバターナッツかぼちゃ食わせてくれるのかしらん。 …
わが家ではオイルショック(1973)の前までは養鶏をやっていた。73年の後もほそぼそと続けていたが第二次(1979)で完全に手を引いた。理由は飼料高である。養鶏は利益率が低い(これは卵は物価の優等生、を裏から見た図になる)。それでも往時には3,000羽を…
もち米を炊く、もとい蒸す話をしたくなった。冬が近いからであろうか。 わが家では12月29日か30日に納屋の前で餅つきをする習慣があった。 初めに断っておけば、餅つきとは臼と杵で餅をつくだけではないのである。それからもち米は炊くのではなく蒸すのであ…
「歴史を感じる場所」 #地元発見伝 多摩市, 東京都 地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」 海外で仕事をしていた時期があった。戻ってくると家さがしである。実家が都心には通いきれないところにあるため、成田から安いビジネスホテルに直行し、そ…
82'オフコース インタビュー - YouTube 良くも、悪しくも、しりきれトンボであったと思う。いつまでつづけようが、あるいはいつ解散しようが、第三者があれこれとコメントすべきものではないと思うし、どうでもいいことだとも思うが、オフコースというグルー…