部屋がね、割とよく(というかすごく/このところずっと)片付いているんですわ。ただ普通に暮らしているだけなんですが、きれいです。諸般の事情により写真はお見せできませんすみません。
自然と片付く!動きながらの収納 [収納] All About
感覚的にはこれがいちばん近いんだけど。
でも遠いむかし親元で暮らしていた中高時代は片付けが苦手で苦手で、散らかしていても親が片付けてくれていたというのはあるな、うん。
いま部屋にある品目はだいたい次の通り。
- たくさんの書物
- 自転車と関連グッズ
- テレビ
- 衛星放送の室内アンテナ
- PC(Mac mini)とacerのモニタとスピーカーと小道具
- デスクとチェア
- 寝具(敷布団/掛け布団/枕)
- クローゼット
- 室内干しスタンド
- ミニ掃除機
- 洗濯物を入れておく籠
- キャンプ兼用の折りたたみミニ食卓
- 冷蔵庫
- IH調理器
- 炊飯器
- 食器棚
- 洗濯機
- 乾燥機(備え付け)
- エアコン(備え付け)
- トラベルケース
- 楽器
- ゴミ箱
だいたいこんなところです。自室部分はふつうのワンルームです。
でね、「部屋片付けよう」とか思うじゃないですか。たぶんそれがダメ。部屋とか目的語大きすぎ。そんなこと考えたらプレッシャーになります。だから「目に入ったものを次のアクションでゴミ箱に移す」あるいは、ゴミ箱まで足を運ぶのが面倒なら「なんか放り投げられているものを足元のビニール袋に入れる」だけでOK。
洗い物も「洗い物しよう」は目的語でかすぎで、ちょっと水に浸す。洗うのが面倒なら水切り袋を交換するくらいで。それも面倒なら何もしなくていいし。
原稿書いたり本読んだりしてると席を立ちたくなりますよね。そのときの1アクションで「ついでに」って、ちょっとだけ、目についたところをきれいにする。部屋にいて息詰まる/行き詰まったなと思ったらゴミ袋の口を結いで外へ。そこまでの旅。

街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選 (講談社文芸文庫)
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そうやっていても、いやになることがあるかもしれない。
それはきっと、自分で金を稼いで、家賃払って、安い食材でおいしい料理を工夫して、身支度して、朝おいしい空気を吸う、っていうリズムがどこか壊れているんだと思う。僕もそうでした。それで旅して流されて。
それもまた、悪くないんじゃない。
自分の場合、立ち直らせてくれたのは「立ったすきにちょっと片付ける」「ちょっと面倒をみる」という、ばあさんの百姓倫理でした。エコシステム的にいえば、ゴミ捨て場の具合(部屋からの距離、維持管理の度合い、共同利用者のモラル…)と、備え付けの乾燥機に恵まれた、かな。
ほかには、こうして小さく暮らしていると月々の生活費が自然に抑えられることが大きいかも。慎ましく、静かに、とはいわない。暴れるときは暴れてもいいと思う。でもほら、談志師匠もいうように「俺たちはちまちま遣うからいけねえんだ。がっと貯めて一気に遣う。これだ」(紺屋高尾)。
こんなところで、それでは読書に戻ります。