twitterで複数の10代、20代の方の闘病記録を見ることがある。
自然に目に入り、目で追ってしまう。
よよん君、いまごろどうしてるかな。
おれはあの話だけは、他の誰にも渡したくなかった。
取材者のエゴだ。
仕事のプロジェクトで叡山近くの方と知り合って「草津も大津もいいところですよね。20年前は月1回2回のペースで通っていたんですよ。諸般の事情で」なんてことを昨日、話した。
日本の近代化は、ミクロ=おれの人生も、総体としてのそれ自体=マクロも、誤りであることは論を俟たない。その痛覚と共に、未来に向かって何かしらを紡ぎ、繋いでいくこと。それ以外に、できることは少ない。
よよん君は先駆者だった。おれはそのことを直覚した。あの日、ベツレヘムの星のようなものをおれは見た。けれど、あの日の星の目撃者の姿形は、もはや探し求めることのできない、ほとんど向こう側にある。久方ぶり、GWに京滋に足を伸ばしてみようかと思う。