たまにはこういう記事も書いてみたい。英語耳を枯らさないための俺の集大成である。
1. BBC World Service
もうこればっかり聴いている。BBCを視聴する方法はいろいろあるが、とりあえず朝晩のPodcastはお勧めできる。大英帝国のアフリカ政策を堪能できる。
BBC - Podcasts and Downloads - World Service
デスクトップのストリーミングについては先日、記した。
それでもガジェットでBBCを聞きたい/MiniRadio - illegal function call in 1980s
2. NPR
NPR : National Public Radio : News & Analysis, World, US, Music & Arts : NPR
CNNを日本を含むサービスエリア外で聴くのは難しい。妥協するわけではないがNPRの力を借りたい。plsファイルの使い勝手がいいだろう。
Marian McPartland's Piano Jazz : NPR
NPRで音楽といえばMarian McPartlandを聴きたい。トークとジャズ史を同時に学ぶことができる。MCのマリアン(1918-2013)はよく響く美しい声と発音をもった若々しいおばあちゃんだった。日本であまりニュースにならなかったことは俺を嘆かせた。悲しみのあまりの第5構文SVOC。
3. WNYC
WNYC-FM - 93.9 FM New York, NY - Listen Online
New YorkのNPR(非営利・公共のラジオネットワーク)だ。何のことかわからないかもしれないが、そういうものだと思ってほしい。有名どころの番組にはMorning EditionやAll Things Consideredがある。Podcastも用意されている。
4. NBCのBrian Williams
NBC Nightly News With Brian Williams - NBC News
印象的なオープニング曲と男前のキャスターBrian Williamsの発音もお勧めしたい。もちろんPodcastも用意されている。
Get podcasts from NBCNews.com | NBC News
5. Cali Lewis
GeekBeat.tv - The Latest in Technology News
美人、モデル、早口、人妻、オタク、おっぱいが大きい、と、俺がおねえちゃんに求める7大要素の6つ(料理がうまいかどうかは未確認である)を満たす彼女のトークが聞き取れるようになりたくて俺は英語学習を始めた。
というのは話半分で、俺(16)はやり切れない形で88年オフに日本を去ったザクリー君のお父ちゃんに日本の阪神ファンを代表して謝り、ザクリー君の水頭症のその後を案じる手紙を書きたくて英語を学んだのである。この長年来の案件がfbというところでカーネルサンダースによく似た現人神が俺の友だち申請を承認してくれたことによって氷解、胸のつかえがとれたのは四半世紀を経た昨年2013年のことであった。
元阪神バース選手の息子ザクリーさんは、元気ですか。 - 元気で子持ち、バースはお爺... - Yahoo!知恵袋
Randy also has a passion for golf. He enjoys spending time with his wife Kelley, his son Zach, daughters Staci and Remi and his four grandchildren Levi, Hagen, Jayden and Randi.
ランディ(Randy)はゴルフにも熱心だ。妻のケリー、息子のザック、ステイシーとレミという2人の娘、それからレヴィ、ヘイゲン、ジェイデン、ランディ(Randi)という4人の孫と過ごす時間を楽しんでいる。
俺が独り身に戻る間に、ザクリー君はお父さんになったのだ。インターネットはひどい世界でありゲイツ某やザッカーバーグ某のやることには頷けないこともある。それでも俺はうれしくて泣いた。腹が減ったのでビーフジャーキーを食おう。
Bass and Beef: A Winning Combination in Japan | U.S. Meat Export Federation
6. 聴き方のコツ
薀蓄をちょっとだけ。まず英単語は覚えろ。3,000語でも4,000語でもお好きに。大学受験(最低でもセンター試験レベル)には一度は向き合うこと。
その上で、聴くときには垂れ流すだけで構わない。そもそも短期間に聴き取れるようになる都合のいいメソッドなどない。ライフハック系が何をいおうがない。あれは騙りだ。※院長個人の見解です。と同じである。ない。ないといったらない。
その代わり3年は続けて聴け。朝晩1時間。土日は時間のとれる限りずっとだ。俺も初めはBBC Word Serviceの時事ニュースが何をいっているのかわからなかった。00年代の前半はそれでもPodcastで英語ニュースが安定して配信されるようになり出した時期で、毎朝配信されるのがうれしかった。日本語と日本の音楽に食傷辟易していた時期だったから(もちろんテレビなどずっと見ていない。最後に見たドラマは「愛していると言ってくれ」であり、トヨエツのでかい手である)、ずっとずっとずっと流していた。もうかれこれBBCを聴き出してから10年くらいになると思うが、日本のニュース学芸会を見たり聞いたりすると頭が変になるほどである。
まあ、BBCもCNNもNBCも偏向はあるのだが、英語は着実に身につく功徳がある。その1点には賭ける価値がある。日本のニュースなど知らなくても困らない。古典をよく読み、日経にだけざっと目を通しておけばそれでこと足りる。いずれ行き帰りの駅からの道で英語の独り言を呟くようになればしめたものである。
7. 効果測定
ここ数年はTOEICで930~45くらい。だからどうってことはなくて。
経験則から教訓めいたいことをいえば、20年前、大学時代か院試の直前がたぶん単語と文法力はキャリアハイ。当時840くらいに乗せたのだが、そこからの100点の積み上げが辛かった。どのみち文法は間違うし、対策もしたくない。忘れるような単語は忘れるから、意識的に補っても実践には意味がない。
逆にリスニングには伸びしろが残っていた。さてどうしようか、学ぶには、俺はアメリカよりもイギリスの文化のほうが好みだと気付いたころ、BBCが実に幅広いプログラムを用意してくれていたのである。同じ国営放送でもずいぶん違う。