illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

「復活の日」準備日記#0036 おれのくーちゃん

くーちゃんは窓辺が好き。

風通しのために(ストッパーをかけて)数センチほど窓を開けている。

その風の通り道がくーちゃんは前から好きな様子でたびたび近くで憩いをとっていた。

だから下僕はカーテンを目隠しにして、衣装ケースの上にダンボールを、そのダンボールをブランケットで二重に覆い、その上をさらに別のブランケットでもう二重仕立てにした。下僕のPCデスクのすぐ右手にある。

思えばまだ小さいさんだったころから、くーちゃんはこの場所が好きだった。

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作戦は当たった。

くーちゃんは1日の多くの時間をここで眠って過ごす。

くーちゃんは僕がそばにいることを好む。けれど見えることは要しない。

カーテンに覆われて、気配だけ感じていたい。

そう、なるように育てたわけではないけれど、くーちゃんは僕の好きな距離感を、知っているかのようだ。

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けれどそこは人気の場所。

みーちゃんとの奪い合いになる。

みーちゃんはどちらかといえば我がはっきりしていて、絶えず自分がこのなわばりで一番であることを確かめにくる。

くーちゃんは、そんなときは身を引きがち。

みーちゃんが窓辺を専有しているとき、くーちゃんは、別の、僕のそばにいる。

何かを訴えるのでもなく、自分が一番であることを声高に確かめたり、主張したりもしない。ただ、じっと、自分の番が来るのを待っているように。

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そこで下僕は一計を案じた。

くーちゃんに窓辺の特等席を、優先的に専有させたい。

隣にはかごがあり、みーちゃんは身体つきが小ぶりだから、かごにわりとよく入る。そして満足している。みーちゃんは、くーちゃんの、そばにもいたい。

かごの中の布地を整え、収まり心地を前よりも少しだけよくしてみた。

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うまくいったみたいだ。

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おれのくーちゃん。😺💕

おれのみーちゃん。😺💕

(はなちゃんは、もうひとつの窓辺でおやすみ中です。)😺💕