ブランケットを洗濯して、陽の光が通ったら、PCチェアに敷く。隣の、ねこちゃんの窓辺への踏み台にも、敷く。
そんな掃除と洗濯の日の夜は決まって、くーちゃんはPCチェアの上で眠る。ブランケットに十分な匂いをつけたいらしい。くーちゃんはこの家と下僕を好きな可能性がある。
翌朝、僕が起きて「くーちゃん。そこで寝てくれたんだね」と声をかけると(僕はそのままでいてほしいのだけれど)くーちゃんは「ふにゃふにゃ」と降りて、こちらに歩いて来てくれる。
なんだか申し訳ないことをした気持ち。いつもそう。でも、くーちゃんの姿が目に入ると、朝の挨拶をしてしまう。