くーちゃんは、日中、多くの時間をロフトで過ごす。ご飯の時間になると、降りてくる。
夕方から夜にかけて少し階下で過ごす時間が増える。下僕がPCチェアに腰掛けて、書き物をしていると、いつの間にかくーちゃんは足元で横になり、目を細め、お腹を見せて、うつらうつらしている。
「くーちゃん、何か食べる?」
くーちゃんは目を細め、こちらを見守っている。
この儀式は、下僕がキッチンのソファでだらけているときにも行われる。
枕元の先に敷いたAmazonのダンボールと、高円寺で買った、カラフルで、目の荒い、丈夫な作りの小さいラグ。その上で、くーちゃんは横になって、
「ふにゃ😺💕」
と鳴く。下僕はやっぱり、
「くーちゃん、ウェット(のご飯)食べる?」
と声をかけ、くーちゃんは目を細め、少しすると、再びロフトか、PCのある部屋の隅のほうへ、てとぴょん、と歩いていく。そのたどり着いた先から、下僕のほうを見ている。