1月7日初詣(とは呼べない短時間滞在)を行いました。船橋大神宮。僕の済む船橋市海神というところから近い氏神様は2軒あります。
1軒が龍(りゅう)神社:
おそらく昔の海岸線か津波線です。
もう1軒が船橋大神宮(意富比=おおひ神社):
今回詣でたのは船橋大神宮です。心療内科が海神駅にあるので月1の診療を終えて、海神―京成船橋―大神宮下。徒歩数分です。いまこのタイミングで初詣は如何なものかという考えは当然あり、とにかく人とすれ違わない、逃げる、人の集まるところは遠巻きに、逆を行く(集まらないところに行く)、を基本行動様式としました。
*
神社正面から恐る恐る入って驚いたのが、流し手水とでもいうのでしょうか。初めて見ました。水もほとんど出ておらず申し訳程度。できるだけよく洗って切ります。
これが伏線になっていて、進行方向奥右手の従来の手水舎が封じられています。人の足が写真右下に見えますが、この写っていないところに、けっこうな数の参拝と破魔矢、おみくじなどの行列が出来ており、退散。
お百度のところまで戻り、
更に戻ると正面大鳥居の手間に、獣道、獣鳥居というか、勝手口みたいな鳥居さんがあるのでそこから罷り出ず。そして北の裏口へと向かいます。
ここが意外な収穫でした。まずは庖丁塚。佐藤栄作はそれなりに立派な字を書いたんだなあと。そして庖丁塚があるということはやはり船橋は商売の街でもあった。いまもそうです。
一番の目玉は、船橋大神宮の客殿にお目にかかりその由来を知ったこと。ここは一般的な参拝路から外れており、表からはまずこちらに来ない。そういう一角にあります。
これが明治の小学校校舎、後に大正末年から昭和の結婚式場というのだから明治というのは(毀誉あれどそれなりに)立派なものだったと感慨を得ました。これ以上は結界が張られ立ち入ることができません。こういうところで挙式がいいよね。
*
次はおまけです。海神あられというのがある。最高だ船橋市海神。
大神宮下にある喫茶店ダイジングーさん。
僕もたまに入ります。おしゃれサロンさんカフェなのでなかなか入れない。勇気がいります。光をよく受ける窓側通り側の席が印象的な居心地のいいお店。秘密にしておきたい。
海老川沿いには河津桜(かな)。
これは太宰治が85年ほど前に逗留先の玉川旅館(コロナ禍の影響で2020年閉館廃業取り壊し済)から、この橋か1、2本上を渡った先まで薬を貰い受けに通ったらしい道。橋の中ほど。
船橋は空が青いです。おしまい。