今週のお題「部活動」
もの悲しい(もの=なんとなく)ので(いつもじゃねえか)船橋海神の街を散策することにした。うそ。天沼弁天池公園で「第83回緑と花のジャンボ市」が開催されるというので立ち寄ってみた。
船橋について
東京駅から総武線快速で30分。
ジョルダン 乗換案内
総額:388円(IC利用)
距離:23.2km■東京 総武4番線発
| 総武線快速(君津行) 23.2km 4・5・8号車
| 13:54-14:22[28分]
| 388円
■船橋 4番線着
最近、駅前を中心に再開発が進み、いまの船橋をいたく気に入っている身としては、武蔵小杉化が進むのではないかと心配しています。
まだ古い街が残ってる
ここは成田詣の精進落しの場所。要は嫁はんに「成田さんにお参りいってきまっせ」といって仲間内と連れ立って「ほな精進落しでも」「にこにこ」と立ち寄る悪所、遊郭、赤線地帯、それが船橋海神、船橋新地。数年前まで駅南の一角にはソープランドが残っていたが(いまでも悪所を思わせる建築はちょいちょい残っている)取り壊されたり火事に遭ったりして、すこしずつデベロッパーの影がしのびよる。
きょう話すのはそれとは反対側。船橋新地は船橋駅の南側すぐ。きょうの話は北側の海神町と本町。
「緑と花のジャンボ市」に行ってきた
船橋駅北口からそのまま直進するとすぐに公園の入り口が見えてくる。
よい。よさしかない。はりぼてである。いいのだ。
ジャンボ市に来たはずなのに入り口から市までの距離が長い。お花がきれいで見とれる。
会場をみつけた。手作り感があってすばらしい。
にこにこ。年寄りしかねえ(毒蝮三太夫)といおうと思ったがその年寄りも少ない。お花の市はこうでなくちゃいけない。
わびしい。にこにこ。しゃがんでプランターを眺めても商売気のある人が寄ってこない。ほのかに緑とお花のいい香りがする。
申し訳程度に船橋アンデルセン公園からの出張演目。
行かない。アンデルセン公園に行くくらいならしょぼしょぼとおれは天沼弁天池公園を歩く派閥だ。
うん。よき哉よき哉。
お土産
お土産に、船橋の黒土を無料で配っていた。
「明日の分もありますか」と尋ねたら係の人が「いま出ているのは今日の分だけです」「明日はまた別に出ますのでだいじょうぶです」「ありがとうございます(にこにこ)」。
船橋の黒土は聞いたことはないが配っているくらいなら質のいいものなのだろう。フェイントではなく明日おれは立ち寄るつもりでいる。
搬入の姿
すばらしい。ちなみにおれの住む海神は庭木にやたらと柑橘が多い。近くの婆さんに聞いたところどうも昔からこの一帯は多いとのこと。
海神の街並み
南側のいかがわしい界隈ではなく、北側、東葉高速線の東海神に通じる昔の道に、実は海神の古き良き街道筋を感じさせてくれる一角がある。ご覧あれ。
右手前のお稲荷さん(?)を接写。
通りの反対側から。桜の季節には見事なアーチを描く。
なんとも雰囲気のある(まだ怖気づいて入れない)小料理やさん。
その他
以下は小ネタというか、同じ通りの地元では知られたB級スポットと、最近新しく建てられたモダンな教会。
ギョっとする。(だめだ…)
街に戻る前に悔い改めておきたい。
だめだ。よくみたらチャペルと書いてある。駅前から移転してこっち(海神側)に来た模様。
部活で造園部がないのは文科省の怠慢
だらだら散策したい。緑を眺めたい。じいさんばあさんが手をとって庭木を眺めているのを見ると心温かい気持ちになる。蹴球は野蛮だ。帰り道には「おじいさん、こんなところに熱帯魚のお店が」「こっちには飲み屋あるぞ」「せっかくだから夕飯をいただいていきましょうか」みたいな会話をするのがよい。そういえば、おれは20代からずっとこんな感性だった。
*
それはさておき、「第83回緑と花のジャンボ市」明日4/23までです。何もないです。でも、船橋って不思議な魅力があって、一度くると、吸引されます。新旧の街が徒歩5分10分でリバーシブルに味わえる。ほかにも紹介したいスポットがいくつかあるので、このシリーズ、気が向いたらまたやります。では。