紹介されていた訳が忠実訳とはいい難いものだったので。
My dad just told me “never laugh. They will mistake your nervous laughter as compliance. Instead, pretend you don’t get it, and watch them explain to you why you should be laughing.” I’ve used this advice my whole life since.
— Heather Thompson Day (@HeatherTDay) November 8, 2019
船橋海神訳:
パパは私に教えました。「とにかく笑わないこと。苦笑いでも人はお追従と受け取るだろう。そんなときは、意味が分からないふりをしなさい。そして人が君になぜ笑っているべきなのか説明する様子を観察しなさい」以来、私の実用的な処世訓になっています。
この、私の訳のほうが、ベースラインに近いです。
Twitterで見られた訳:
「私の父は「決して笑うな。女が笑ってごまかしたら、男は女も喜んでいると勘違いする。代わりに冗談が通じなかったフリをして、なぜ笑わないといけないのか男に説明させろ」と言った。それ以来ずっと、父のアドバイスが役に立ってる」
https://twitter.com/Summer500la/status/1193104907110236161
ベースラインから、かなり外れているので、気になりました。控えめにいって、ひとつひとつの訳語選択に、バイアスのかかった、よくない訳です。そのことは、価値中立を志した忠実訳との対比で自ずと明らかになります。