illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

英検準2級以上のちょっとした練習技法

英検準2級、2級、準1級の、家庭教師やら集合授業やら(受験生、社会人相手)を、長いブランクの後に持ち始めて、かれこれ1年半になります。素の実力値で、TOEIC950を下回るくらい。28年前の大学受験の蓄積をとにかく切らさないようにしがみついてきました。採ったのは「使う/教える場に立ち続ける」こと。教えると教える側ができるようになるというのはいい古された謂いですが、もうちょっと具体的に。

過去問を用意する

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/solutions.html

英検2級

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/solutions.html

英検準2級

この、「リスニング原稿」をダウンロードしてください。

http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p2/pdf/201803/2018-3-1ji-p2kyu-script.pdf

まずは準2級

まずは準2級です。2級はたぶん一般につらいので。繰り返しますが使うのは「リスニング原稿」です。

2018年第3回のリスニング25番は次のような問題です。

People in Thailand eat a spicy meat dish called nam tok moo. It is made by mixing grilled pork with lime juice, fresh sause,and lots of herbs and spices. Since nam tok moo has many herbs in it, people think the dish is healthy. It is usually eaten with rice and vegetables.

Question: What is one thing we learn about nam took moo?

こんな感じです。これはリスニングの中でも毎回出されるタイプ。特定ワード(nam tok moo、他にはたとえばシベリアの森林とか、モロッコに生息する珍しいヤギとか…)に関する短い説明文で、内容が一致している選択肢を4つの中から選ばせます。準2級リスニングは3部構成で、これは第3部から。内容や問われる角度は少しずつ異なりますが、同じような分量の短くまとまったテキストが発話され、会話の続きや、一致が問われる、例年お決まりのパターンです。

ただ、今日は、それがいいたいわけではなくて、これを、リスニングは30問あるので、授業をもつと、これを毎週約45分かけて音読し、面白おかしく解説し、知識事項を補います。英検準2級と2級でやる。1年半で120コマも消化したでしょうか。1,000時間弱ですね。

読めるようになった

すると、読めるようになりました(笑)。

いえ、前からそりゃ読めてたさ。ちびまる子ちゃん風に。でも、ぐっと何かしら薄皮まんじゅうが剥けた感じ、2つの気づきがここのところ押し寄せてきている。

  • 英語のまま訳さなくても頭に入る。
  • ビジネスに使えるフレーズが意識しなくてもこれだとわかり、頭に蓄積されていく。... is my favorite. とか。つまらない例ですけれども。
  • かつて、中学高校時代に、現代国語のテキストを音読していたときの感覚に近い(!)

まとめ

英検準2級、あるいは2級のリスニングテストの原稿を、毎週1回か2回、1時間くらいかけて音読し、継続すると、大学受験で基礎体力をつけた人なら、1年もすると、「英語のまま頭に入る」かなりの下地ができる、かもしれない。

ちなみに、日夜ビジネスで使う英会話、英文メールというところでは、英検2級のレベルまではいらないかな。準2級くらいの素直さ、平易さで、報告書なりメールなりを作成し、電話や会議で発言できれば、まず困ることはないでしょう。実際、我が身を振り返ってみても、ない/なかったかな。2級は、やっぱりちょっとAs a second language話者には、むずかしいよね。準1級はましてなおさら。準2級から2級の間くらいを切らさず継続するのがおすすめ。