野暮をやろう!
星はプレアデス、アルタイル、宵の明星。流れ星は何となくかわいい。尾(しっぽ)がないほうがよかったかな… #ほんと信じられない1000年前の感性だなんて https://t.co/C3OxSTI7uK
— nekohanahime (@nekohanahime) 2018年2月9日
この人の感性はやっぱりすごい。
星は すばる。彦星。夕づつ。よばひ星すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。
— 清少納言 (@Seishonagon_bot) 2018年2月9日
「よばひ星」と、清少納言がなぜ尾っぽがないほうがかわいいと記しているか。
それは、夜這ひ星だから。妻問い、求婚のことです。
で、「流れ星」が一般的な解釈なのだけれど、これは流星ではなく彗星ではないかという説もあります。これ、989年9月に来たハレー彗星かな。何となく、清少納言の書きぶりからしてそんな気がする。しっかり観察して風刺を効かせている雰囲気があります。とすると、「彗星は少しかわいい。尾を引いていないほうがよかった」くらいかな。
清少納言は文章からも感じられるとおり、尾を引かないのが好み。
彗星、特にその尾は、異性(女性)を求めて夜をさまよう人魂を連想させませんか。
古語「だに」は「せめて」「~すら」くらいの強意です。「まいて」は一層。「尾がだめ。なければかわいさ増量だったのに」くらい。うーん、ニュアンスが出にくい。