はなちゃんは、お水も、ごはんも、窓辺のスペースも、おもちゃで遊ぶのも、決まってくーちゃんに先を譲ります。
くーちゃんは初めから人慣れしていたけれど、はなちゃんは警戒心がとても強く、根っこには、はなちゃんは僕のことが苦手なのだろうと思います。
だから、くーちゃんは何をするにしても、僕の動きから、ご飯やお水やおもちゃで遊ぶことを察して近づいてくるけれど、はなちゃんは、そこからがかなり慎重です。
加えて、はなちゃんは、「自分は(後からで)いい」と思っている節があります。
僕は、何となくそう感じています。グルーミングも、はなちゃんからくーちゃんには丁寧にしてあげるけれど、くーちゃんは受け身のことが多くて、「お返し」は、少ないようです。
*
昔の、武家の娘みたいです。はなちゃん。
住環境と食事は下僕が解決したから、その奥ゆかしさを保ったまま、どうか長生きしてね、はなちゃん。たまには、わがままさんになってね。