illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

ブログの効用につきまして

今日はこれだけどうしても書こうと思って帰ってきました。

あずらいちさんはなぜか書いていらっしゃらないですが、(はてな)ブログの高揚もとい紅葉もとい効用というのがあります。

ブクマとは?スターとは?2020年版 - らいちのヒミツ基地

あまり教えたくないんですが、とうに、ご存じの方はご存じでファンになっていらっしゃると思うのですが、私、pochinokotodamaさんの、

www.pochinokotodama.com

飾らない自己紹介からして好きで、

私たちは神戸で生まれて半世紀以上住んでいます。神戸の空気を伝えられたらと思います。

全点正確に、という読み方はしておりませんが、ざっとほぼ通しでめくって拝読したすべての記事が、私の好みです(こう見えて、私だって、なるべくなら、よそさまの記事に悪口はいいたくないんです)。

私は呼応してしまうタイプです。pochinokotodamaさんは淡く、静かに、律儀に、フォト・エッセーをお書きになり、あろうことか私の記事にもまめにコメントを下さる。私はいつしか、神戸の、三宮の、孫文居留地の、ファンになっていました。

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先刻、増田氏が、RPGとはというお題に触れていました。

RPGの本質は「戦闘」ではなく「移動」だ

ことよせて記せば、ブログに対し、「散歩」を楽しませてくれる装置であるという漠然としたイメージをもっています。オピニオン拡声器の側面を必ずしも否定はしないけれど、その比率はもっと下がっていいのではと思わないでもありません。

#三島由紀夫の軌跡をみれば、いかにオピニオンが自分を形骸化して追い詰めるかがわかろうというものです。

無駄や、遊びが好き。そうして、古い日本語が慎み蓄えてきた、淡い色合いとその呼び名が、好きです。悠々と、新神戸から新神戸までを歩く記事が、好きです。

www.pochinokotodama.com

黄金頭さんが、嘆きつつする孤高の散歩の名手だとすると、pochinokotodamaさんは、配偶者さん(奥様でしょうか)にお土産をお持ち帰りになる散策の達人です。

そうそう、散歩といえば、そういえば、私が好きなブログのいまひとつに、お百度参りを好む先生のものがありました。(添え物みたいですみません…)

矢場町から大須界隈をそぞろ歩き大須万松寺と大須観音に久しぶりに参拝 - しいたげられたしいたけ

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私は原則としてくーちゃんのことしか書きません。これからも、弛まず、みなさんが散歩をする姿をにまにまする係でいつづけたいと思います。

おれのみーちゃん

みーちゃんが足元に寝ている

くーちゃんは離れのほかほかの罠

みーちゃんはさびねこで

その毛皮の種類がしばしばいわれるように

賢く

すばしこく

そして独占欲が強くて

おれがくーちゃんによく仕えていることを知っている

みーちゃんの安心した顔を見ると

おれはこの幸せが

彼女のために長く続くようにと

大丈夫だよと

おれはみーちゃんがいなければ

どれだけ寂しいかを

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おれのお袋と中村雅俊

おれのお袋(1949-2001)は、生涯、中村雅俊というものの存在を嫌っていた。疑義を投げかけ、公言して憚るところがなかった。

https://youtu.be/gsjSqBqFPF4

「あの人が俳優として存在している意味が私にはわからない」

いや、おれは好きだ。ゆうひが丘の総理大臣も、後付けで、まあ見たよ。そんなにわるい俳優じゃない。

しかし、何かその、作為めいたものなんだろうね。「総理大臣」としても「桑田のコピー」としても。ぎこちなさが、力が、入っている。

おれは第2世代としてそこを「おいしい」と思うタイプなんだけれど。

お袋は、広岡達朗とか、新庄剛志とか、そういうのが好きだった。息子として、よくわからんのだけど、その毛並み、天真爛漫に、本物の筋が通っているかどうか。それをいったら、中村雅俊は、香川照之よりも先のある種の筋金だとおれは思うのだが。

まあ、どっちつかずというのはあるのかもしれない。ふと、そんなことを思った。

おれのくーちゃん

まるでいつか

天に帰っていく

 

仔猫のとき

から

 

噂を聞きつけ

ずっと見ていた

 

帝は腑抜けになったという

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おれのくーくーちゃん

キッチンで料理をする

(今日はポテトラサラダを作っていた。うまい)

PCデスクに戻る

 

くーちゃんがチェアの上でのんびりしている

その側で膝立てをしてコンソールを叩く

「くーちゃん、ちゅきちゅきですよ」

「大丈夫だからね」

「うるさくない?」

 

くーちゃんがチェアから降りて

部屋の隅にある

別のお気に入りの場所に移る

 

これが3度続いた

 

おれはいまNNNに始末書を書いている

かなりの長文になると思う

dk4130523.hatenablog.com

dk4130523.hatenablog.com

dk4130523.hatenablog.com

おれのくーちゃん

少なくともくーちゃんは

おれに「ふにゃー」と小さく鳴けば

その意味が

伝わり

応えてもらえると思っている

信じて疑っていない

 

おれは諦めず

弛まず

意味を正しく理解し

受け止めなくてはならない

 

くーちゃんはおれの「だいすきだよ」に

目を細めて応えてくれる

下僕失格である

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