行平鍋を買って、買い物に出かけたら。
財布はある。キャベツとソーセージを買って鍋キューブした。
ついでに揚げ出しとサツマイモに加わってもらう。追加ゲストには切り落としてとっておいた大根の葉と、別の舞台を終えた生姜。
行平鍋、実に優秀。気に入った。軽い。大きい。見栄えがする。
ほら。盛り付けても、いい感じ。
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一方、私は、はりはり漬けという、うまいに違いないお墨付きのある食べ物を知った。
水につけて、
汁を沸かしてゴマを混ぜ、生姜と大根にはりはりしてもらい、
ジプロックで一晩。だそうだ。まだ一晩たっていないのである。
私の手元には、生姜の煮汁がどうしたものかと身をすぼめている。
今日の料理は、いろいろと大変に満足のいくものであった。明日のはりはりが、いまから楽しみでたまらない。