illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

おれのくーちゃん

くーちゃんのおめめさんから目やにさんが出ていて、どうしたんだろうと思っていたんだけど、原因が掴みきれなかった。いちばんおそれたのは内臓疾患、皮膚や鼻まわりのよくない病気――だったのだけれど、落ち着いたいまにして見れば、鼻筋を、同居するほかのねこちゃん(おそらく、みーちゃん)に引っかかれて――そういえば、ガーゼと湿したティッシュペーパーで目元を拭いてあげたときに、縦に鼻筋のところがすこし切れていたようで、傷口がふさがったいまにして思えば、なのだけれど、あれはひっかき傷、その影響が、目やにさんになっていた、と考えられます。

この前のこと(玄関先でパニックになってしまった)もあって、動物病院にはおいそれとは連れていけない。拭いて、様子を見て、くーちゃんの強さを信じて、自然治癒に任せて、祈るしかない。「つらい思いをさせちゃったね」という、切ない、申し訳ない、無力を思い知る気持ちだけが、残る。

それにしても、くーちゃんは戦わない。みーちゃんはねこにも人にも、手が出てしまうタイプ。何度か注意しているんだけどね。くーちゃんは「嫌」という素振りを見せて、ねこパンチを避けたり、身を離したり、遠ざかるように駆けていったりするんだけど、おっとりさんだから、当たってしまったのかな。7歳半。こねこのまま、分離不安的なところもあって、かわいい。

その、くーちゃんに困ったことがあったとき、身を挺してかばって、守ってくれるのが、はなちゃん。はなちゃんとくーちゃんの関係ははっきりしていて、毛づくろいをする(してあげる)のが、はなちゃんで、されるのが、くーちゃん。

「ほかほかのわな」に火が入って、秋かな。どうして、おれに、こんなにかわいいねこちゃんが、こんなにかわいく、かわいいまま、大きくなったのだろうと思います。

おれのくーちゃん。