illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

河村たかしの逮捕可能性を考察する 「点と線」第47回

おはようございます。「点と線」第47回ご報告です。このところほぼ隔日(1日置き)で20:00-ツイキャスで最新の読みを音声配信(図付き)しています。今回の記事は昨晩5/7夜に行ったツイキャスの一部を復習材料的に記述するものです。

 

 

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殿の逮捕可能性はあるか

微妙です。4つに分けて考えるのが簡便です。(1)政治資金規正法、(2)地方自治法(愛知)、(3)地方自治法(佐賀)、(4)その他。

政治資金規正法

4/6版政治資金収支報告書に殿自らが説明責任を負ってしまった。キャッシュフロー上はアウトです。その顕著なものが高須の1,200万円の貸与(リコール事務局側から見たら借入金)の矛盾、ならびに2020年6-9月のリコール事務局立ち上げとクラウドファンド収入が入るまでの回転資金の不記載です。詳細に関心のある方はお手数ですが詳細は僕の過去記事を検索なさってみてください。1,200万円に加え奇跡的に最小でも2,000万円(合計3,000数百万円)規模です。

G社あり版は高須の1,200万円のうち相当の部分がG社への支払いに使われたと読み取れ、G社なし版からはそっくりそのまま年末に残ります。愛知県計算も総務省さんもこういうの瞬時に「あれ?」ってお思いになると思います。

キャッシュフロー分析図(G社あり版)

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キャッシュフロー分析図(G社なし版)

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(注記)街宣車というのはいわゆる「のれん代」を仕舞う費目上の入れもののことです。ほめられた比率(額)ではありません。が、これ自体はまあいい(よくない。法外なガソリン代と高速代です(分析済)。地球n周の山尾志桜里メソッドがシェアされた可能性は考えられます。お仲間に近い民進ですしおすし)。問題は維新の街宣車が本当に、古出来―佐賀の往復に使ってしまったのではないかという疑いを、維新の11月以降の対応から拭い去れないことです。佐賀を力づくで隠そうとするからこういうことになります。

話を戻して、本来これは2021年11月の政治資金収支報告書開示の時期まで持ちこたえるはずのものでした。それが騒ぎになって火の手が迫ってきた。11月に露見した場合のシナリオは「秘書が」「陣営が」「会計責任者が」「事務局長が」「ワシの気づかんところで」でしょう。よくある見慣れた、おなじみのパターン、逃げ口上です。4/6版をお出しになったのはよほど殿が主観的には煙を察知して息苦しさを打ち払いたかったこととお察しします。

高須は事情聴取以上(優しく書きました)。物証は政治資金収支報告書と帳簿。証言は会計責任者の渡辺さん。高須には新しいコメダ友だちもできた。4/6前後というのは高須の心変わりが感じられ始めた時期でもあったしょう。気が気でなかったはずです。

殿は大丈夫です。秘書さんと陣営の方がお呼ばれをしたとして殿ご自身はセーフです。そんなわけあるか。これが法構成要件としては(本命の不正署名の陰に隠れて)最も窮地とお見受けします。

地方自治法(愛知)

セーフです(殿はね)。愛知で不正署名はありません(田中さんの分は田中さんが背負うでしょう)。結果的無効署名はあります。これは殿ご自身がお認めのようにやむを得ない。事務局長のチームが筆跡と拇印付きで殿の「気付かない」ところで「高須に恥をかかせるわけにはいかない」と思って計画的に暴走したことです。量も佐賀に比べたら圧倒的に少ない(佐賀87万筆に対し愛知8.4万筆。1/10です)。それにそもそも4万から4.8万筆は誠実に集められた正規のものです。

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田中メモ(殿との20数回の報連相記録)が出たとして殿は誠実に署名集め(2010年)のノウハウをレクチャーしただけ。

ひとつ疑義があります。古出来リコール事務所は週刊金曜日4/9によると殿ご自身が知人の紹介で借りたとのこと。1Fと2Fの役割分担がこの古出来リコール事務所移転を計画した当初から「殿の頭の中に」あったとしたら計画的(首謀的)関与の疑いが愛知県警さんの頭によぎるのは避けられないでしょう。まあセーフです。僕はほぼ一貫して殿を信じる立場です(白々しい)。

地方自治法(佐賀)

AERA.dotさん5/6の記事を読むと殿が客観的に置かれている(と見える)以上に主観的に窮地を感じていらっしゃることが伝わってきます。

「田中氏はこれまで署名集めを依頼した業者など知らんと記者会見で言っとったがね。思い当たるのは、田中氏から署名がなかなか集まらないと相談されたことはあった。署名活動は選挙とは違うので、業者に有料で依頼する方法もあるという話になったことがあった。だが、田中氏から実際に業者に依頼すると連絡、報告もなかった。偽造署名なんて知らないし、ワシが頼むことも絶対ない。田中氏は何が本当なのか、きちんと話さないといけない」

 

  1. 署名活動は選挙とは違うので、業者に有料で依頼する方法もあるという話になったことがあった。
  2. だが、田中氏から実際に業者に依頼すると連絡、報告もなかった。
  3. 偽造署名なんて知らないし、ワシが頼むことも絶対ない。

 

まず「思い当たるのは、田中氏から署名がなかなか集まらないと相談されたことはあった」これは本当です。

その前提に立っていま現在の殿の生命線がこの3点です。いつの間にか(気づいたら)ここまで下がって(後退して)きてしまった(僕にも意外なことです)。これまでは「気づかんかった」「犯罪とはそういう(気付かれんようにする)もの」「不正署名など絶対にない」「いい迷惑だ」で、佐賀と愛知を一括して頑として不機嫌、不愉快そうな表情で押し戻していらっしゃった。状況を変えたのは高須の絶交宣言と新しいお友だちの影でしょう。高須は殿の最も恥ずかしい部分を握っており、いつでもお友だちに喋ってしまうことができる。愛知県警さんにも。事務局長は腐っても同じ政治家(せいじ-や)の狢(むじな)であり減税日本の幌と旗の下には一輝君という人質もいる。事務局長はいずれ喋ってしまう公算が高いが、それでもしばらくは持ちこたえてくれるだろう。

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さあ果たしてどうかな。

第1は、「署名活動は選挙とは違うので、業者に有料で依頼する方法もあるという話になった」なんて話、ロジックを披露できる力量を備えているのは殿(か、2010年リコールの経験を持つ限られた陣営の方)だけです。この部分を田中さんはさもG社社長さん側が「合法的にできると説明(提案)した」かのようないいかたをなさっていますが「政治の世界は業務受注側が違法を疑われる行為を提案するちゅうことかね? 相も変わらずそら恐ろしい世界ね(赤かぶ検事談)」「馬鹿も休み休みにしてちょうよ(同)」でおしまい。

次に第2は、(当ブログでは再三に亘って述べていることでいまさら恐縮ですが)KKRで業者のG社社長が一宮かどこかの2-3万筆を「納品」した際に何で漫才コンビ「高須と河村」は受領してしまったの? の疑義は拭えません。拭えませんし、合理的な説明はかなり難しい。本来ここでは愛知県産だろうが佐賀県産だろうが「田中氏から実際に業者に依頼すると連絡、報告もなかった」殿は、その場で「田中氏(誰?)」を呼びつけ、2-3万筆の受領を拒否し、陣営の調査チームにかけ(11/5調査開始)、1か月後の12月上旬には殿の無実を証明する調査報告書が上がって、謎の「田中氏」が告発されるでよかった。

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(分析図を再掲)

そして第3は、「ワシが頼むことも絶対ない」は、これは本当でしょう。頼んだのは田中さん。100万人リコールの会と会長の高須克弥と「うっかりさん」田中孝博さんが書面とサイン入りの発注行為として10/19に行ってしまった例のあれです。一方の「偽造署名なんて知らない」は、夢があっていい話です。物証と証言が出ていなければね。G社さんは(これも当ブログでは記事やツイキャスで述べていることをいまさら恐縮ですが)G社社長さんブログの停止と再開の期間から2021/2/18-3/18の間に聞き取りが行われ、おそらく始末書でお咎めなしの営業本格再開となったと僕は見ています。殿が仰っていることは、愛知県警さんが早ければ2月下旬に、遅くとも3月中旬には見ていた夢の追体験を、僕たち全員がたどたどしい手付きで行っているに過ぎません。ごちそうさまです。

その他

その他は、まず医師・会長の全身がんは殿には(従来の「全身がん」強調からの後退は心証がよくありませんが)関係のないこと。どのみち逮捕状請求に健康状態を考慮され診断書をとって記者クラブさんに伝わったら報じられます。つくづく前立腺肥大程度で20日間の逮捕勾留に耐えられる「ご体調」であることを願っています。

その他の次にクラウドファンディングの欺罔的運用ですが、これも(判例には僕個人として興味のあるところではあるものの)殿には及ばないと思われます。

しかし残念なお知らせとしてこれら個別具体的な各論では殿はぎりぎりセーフ(一部アウト)に見えても、田中孝博さんが先に証言なさっているように「すべては河村市長の知恵とお考えから始まったこと」を証拠立てるメモや証言が積み重なったら――積み重なりつつあるとみて妥当です――どうなさるおつもりなのでしょうか。河村さんよりもすごい知恵者の秘書さん(真の黒幕さんかもしれない)の出番でしょうか。しかしそれは越山会陸山会の味であって名古屋の味ではないはず。河村さんの知とプライドはそのような外の味の混入を「ぎりぎりのところ」でお許しにならないのではというのが僕の立場です。

それなのに逮捕マダなの

同じAERA.dotの記事で、愛知県警さんでは、県選挙管理委員会さんに提出され、押収済の43.5万筆の分析を粘り強く進めていらっしゃる様子であることが報じられました。

偽造署名と報じられているが、それは住所、名前を書き写しという意味でしょう。署名は本人のものだが、拇印は別人というものもある。これまでの捜査から拇印の偽造には10人くらいの人物が組織的に関与しているとみられる。実際に拇印を押すように頼まれ、押したという証言もある。偽造されたものが、書き写しだけでなく、拇印も含まれていることから捜査に時間がかかっている」(捜査関係者)

音喜多駿が松井一郎党代表や馬場伸幸幹事長の頭越しに「維新の組織関与はない」と訓示を垂れようが何をしようが、今回の件は日本の近現代史上、類を見ない数量規模の、署名の捏造疑惑です。それも現職市長(捜査をまたいで当選した!)や維新の複数もとい多数(応援=街頭演説その他。田中さんと山田さんが事後に党を離れたとしても)党人が「結果的に」「個人として」「街宣車街宣車個人が独りでに」関わってた、組織的脱法行為(優しい表現)です。

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  • 署名43.5万筆
  • 拇印43.5万印
  • 署名ナンバリング43.5万件
  • 用紙ナンバリング6.2万件(43.5/7, 7筆/枚)
  • 受任者署名6.2万筆(43.5/7, 7筆/枚)
  • 受任者拇印6.2万印(43.5/7, 7筆/枚)

これだけの規模の解析と物証建てが愛知県警さんに限らずどの県警さん、どの捜査本部さんでも、行われたような記憶は(近現代政治思想史をそれなりに僕も学び資料をめくり返しましたが)見当たりません。未曾有、未開拓の原野を切り開く冒険といっていいと思います。捜査に当たる人員や組織建てまで見直しが必要だったかと思われる数量規模と構成であると僕は見ています――まだお話ししたい、できることはありますが今回はこの辺で。次回の記事(5/8-9公開予定)ではすぐ上の「ウチ-ソト分析」図を中心に考察します。

 

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愛知県警さんがんばってー🍀☕🐈💕ねこちゃんたちは知っているにゃよー🐈💕

 

2021/5/8朝
船橋海神🍀☕🐈💕