illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

中日新聞4月20日5:00情勢分析記事から虫食い算で票読みを行いました

中日新聞4月20日5:00情勢分析記事から虫食い算で票読みを行いました。名古屋市長選挙。

時局についていくので精一杯なため不愛想な形で分析結果を画像で置くことをお許しください。見方は1つ前の記事と同様です。まず2表の図を置き、それからポイントを記すスタイルにします。

 

 

作表に際してはプロとして十分な注意を払ったつもりですがあくまでも独自研究ということには留意願います。本記事は中日新聞さんには何ら帰責しません。加えていつもの話ですがすべて公文書と既報と手と頭とExcelを使ってどなたでも作成可能です。

www.chunichi.co.jp

https://dk4130523.hatenablog.com/entry/2021/04/19/053420

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以下にポイントを。視点は「横井利明さんが勝つには」です。

中日新聞さん「河村氏優勢、横井氏追う」はどれくらいの優勢か

「やや優勢」(強い優勢ではない)と見ます。表1の右下11.3ptが該当します。一般に選挙の情勢分析の世界では15ptプラスマイナスの差(12-18 or 11-19)を優勢と形容する習わしと見ていいでしょう。地元紙が現職市長を「やや優勢」とはしにくい感じはあったと思います。「優勢」で誤りではない。僕よりももう少し強めに票を見ている可能性ももちろんあります。

河村たかしさんの伸びしろはこれ以上は厳しさが漂う

河村さんの支持層は「党派や会派を問わずまんべんなく、加えて減税日本」です。ここに強さがある。しかし長年の河村ファンはすでに投票先(=河村さん)を決めていると見るのが自然でそれが今回4/17-18に中日新聞さんが実施したRDDに反映されていると考えられます。たまにこれまで僕が一連の記事やnoteで触れたように基本的に河村さん/陣営の勝利戦略は40万票をどう無理、無駄、ムラなく取るかにあると見られ、その線(40万票)に対しすでに37-39万票が固まっているように見られます。

無党派層の大きさは15万票程度か

名古屋市有権者189万人、投票率42%、有効投票総数79万票と見た場合、いわゆる無党派層は15.4万人程度の計算になります。表1の154,633です。これは「いち党派」「いち会派」に相当する票田規模です。うち92,000から93,000人が投票先を決めた、残る62,000人が投票先未決、6.2/15.4=40.1%、これが今回の中日新聞さんや先の読売新聞さんの「4割が投票先未定」の指す部分と考えられます。

横井利明さん陣営には伸びしろが広く残る

横井さん陣営は伸びしろが広く残っています。党派でいえば公明党共産党も新政あいちもまだ行ける。僕の表1と表2のそれぞれの下表、最終的な各党派会派の候補別投票率(推定)をご覧ください。公明党はずばり「公明党支持基盤の5人に4人が横井さんに投票したと見られ(81.8%)」を目指していると僕は見ています。公明党の党本部推薦とはそのような重みです。共産党もよくがんばっている。でもまだ行けます。行け。今回限りで公明党と手を握るんだ。密使密約パイプ役を飛ばそう!

無党派層の取り方

河村さんと横井さんで選挙戦を盛り上げて62,000人の無党派層を投票所に連れ出す必要が「横井さん陣営には」あります。ざっと3人に1人強(2.2万票)は河村さんに流れていい。しかしざっと3人に2人弱(3.9から4.0万票)は横井さんが確保してください。選挙戦の終盤にかけてそのような政策訴求を行ってください。

またここは面白いところなので少しだけ踏み込みます。河村さんの選挙戦略の1つに「取れない票は割り切って無理して取りにいかない」があります。 Wikipedia記事や河村さんの著作をご覧ください。横井さんの無党派層は「しっかり取りに行く(3.9から4.0万票)」「しかし無理はしない」。

無党派層の方々を味方に引き入れることはもちろん大切です。サイレント・マジョリティ or マイノリティの声にしっかり耳を傾ける。でも人には限られた時間の中でできることとできないことがある。勝ちを優先するにはベストを尽くした上で「祈る」こともときに必要なことでしょう。

横井陣営最大の「伸びしろ」票田はどこか

横井陣営にとって最大の「伸びしろ」票田が無党派層のほかに(?)重なる形で(?)実はあります。自民党支持層です。その自民党は4月1日に自民党本部推薦を発表した。公明党と同じです。

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しかしまだ中日新聞さん4/20記事で示された自民党支持層の横井さん支持(3割)は河村さん(5割)よりも低い状態です。これは何を意味するかというと、選挙戦最終盤までは横井さんと愛知県連および自民以外の各党派会派の「がんばり」を見(守)る。勝てそうとなったら大物を来名させ「ひと押し」する。反対からいえば自民党はまだ横井さん側に本腰を入れていない。共産党ですらそれなりに入れてきているというのに。

国政が難局というのはあるでしょう。しかし自民党が横井さんを本推しして勝ったならば菅さんや党執行部は「自分の手柄」ということができる。よくある、否、自民党あるある、ありふれありふれの話です。悪くいっていません。

典型的な勝ちに転がるパターンが横井さん陣営の目の前には淡く広がっているように見える――もちろんまだまだ優位ではありませんが――薄く視界が広がってきたのでは、ということを僕はお話ししています。

現職に厚い(わるいことではありません)地元紙の報道を読み解く中ですらこのような票読みが成り立ち得る状況です。近年まれにみる激戦といっていいと思います。

 

各馬、今日もどうぞご無事で! 🐎💕

そして、名古屋の風を変えるのは、有権者のおひとりおひとりの1票です。🐸💕

 

2021年4月21日朝
船橋海神🐈💕