illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

始まりのもうひとつのこと

僕が今回の100万人リコールの件を本格的に調べ始めたとき(2/8ごろ)の動機の1つについては、先に述べた通りだ。

 

 

では着手してから誰のことが頭にあったかといえば、幾人かの人や方のことが思い浮かぶが――やはり、ナンシー関のことは挙げておくべきだろう。

いまではナンシー関も、人の記憶から遠ざかって久しいか。

田中孝博さんの行う2/4記者会見(もうリンクは貼らない)での浮いた、しかし重くはない、芝居を見たときに、「ナンシー関はこの人のことをまず消しゴムに彫るだろう」と思った。次が山田豪さんだ。山田さんは2/4時点では高須克弥の黒魔術が解けておらず、鬼気迫る側にいた。一方の田中さんはときにしどろもどろに、ときに涙目になりながら、薄い科白回しとアクションを続けている。

 

(それなりに)ただものではない。

 

僕は直観した。まだ彼に俳優のキャリアがあると知る前のことである。彼は黒だ。だが黒幕ではない。黒幕はもともと歌舞伎の用語で黒子を浮き立たせない、溶け込ませ、あるいは道具立てを変えていくために張られるあくまでも「幕」のことであって、人はせいぜいが溶かし込まれるほうの黒子にすぎない。

例えばいまになってわかるのだが、今回の100万人リコールのお芝居で最高級の黒子といえば、平野一夫さんだろうと僕は思う。彼の所作は美しい。

その、推定するに、平野さんの直伝を受ける機会を持ちながら、田中さんはみすみす逸した。おおよその推測はつくがいまは選挙戦中でもあり音を立てたポテトチップスの食べ方は控えることにする。

 

この記事で、僕が伝えたいのは、それらとは別のところにある。

少し前に僕が「田中孝博さんのことをナンシー関風に描いて下さる方を緩く募集します」(大意)とつぶやいたことがある。だめもとと思った。あわよくば僕がいま書いている「しくじった男―田中孝博の260日」の物語が仕上がったとき、表紙か挿絵にさせてもらえたらと思った。そのときには推薦文を河村たかしさんにお願いし、高須克弥に3,000万円分くらい買わせる。それをウォッチャーのみんなで山分けにする。

政治資金収支報告書」上、どのように溶かし込むかはある程度は僕にも見えている。しゃべっちゃっていい?

 

話が逸れた。

素敵なファン・アートをお送りいただいた。その方のお名前は伏せておく。わざわざ請求代表者一覧に名を残すに近い振る舞いをすることもあるまい。その方は「田中さんのことも山田さんのことも好きです」「でも田中さんのことを描きました」と仰っていた。

 

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田中孝博さん。ナンシーもまた、このお顔立ちと表情と科白を、切り取ったことだろうと思う(それにしても、よく特徴がとらえられている)。今回のお芝居が変に沈みこまず、明るく――ある程度は、だが――保たれたのは、田中さんあってのこと。僕はそのことを、そしてこのファン・アートを献じてくださった方もまた、この先も永く、最大限に評価すると思う。

そのような人がいることを、頭の片隅に、泳がせていてくれたなら。僕たちは歌い続けるだろう――田中孝博さんは黒幕ではないと。

 

ご本人の意向を尊重して、ファン・アートを描いて下さった方のお名前やアカウントなど特定につながる情報には触れないこととしました。DMでは、「田中孝博さんファンの」「名古屋市民です」とだけ仰っていらっしゃいました。それらの部分はOKとのことです。もちろん、公開の許可もいただいています。

 

2021年4月19日
船橋海神🐈💕