illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

河村たかしと高須克弥の「点と線」(29) 「週刊金曜日4/9号」記事から読み取れる世界

初出時のまま再公開(2021/5/2)

 

こんばんは、第29回ご報告です。「週刊金曜日4/9号」買ってきました。3冊。臺宏士さんによる3/28河村たかしへのインタビュー記事(P.14-17)が目当てです。

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すばらしい対面取材記事

すばらしい。一読して、記録しておくべき取材事実が見えました。そこで、うち1冊を使って、今回、整理しておくことにしました。

引用と時系列整理と考察

以下、臺宏士さんの貴重な取材意図や、河村たかしの発言趣旨を損ねない範囲で、最小限の並べ替えや、単語レベルの省略を行っています。

アルファベットとその後の連番符号は僕です。数字の連番を振ると年号に近く読みにくい。そこでナカグロの箇条書き、アルファベット、数字連番と処理をしました。

それらの前処理を踏まえ、記事に忠実に時系列で並べ替え、その後、本質部分に絞って考察を2点ほど行います。

補足

今回の引用箇所は記事の一部にすぎません。読みどころはほかにもたくさんあります。ぜひ書店店頭でお買い求めを。

河村たかしのいい分

  • (A/1) 2020/6初: 最初は8月1日の開始を目指した(P.16)
  • (B/2) 2020/6: 知人の紹介で河村たかし事務所の同じ町内にリコール事務所を借りた。近くでやりとりがしやすく、よかった(P.15)

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  • (C/3) 2020/6-7: 河村たかしの秘書が事務局側に苦情を細かく伝えたりしていた。受任者からの署名簿を送ってくるのが遅いとか、届かないとか。署名したのを送ってきたとか。事務所に行ったところ、スタッフから「ありがとう」の一言もなかったとか。(P.15)
  • (D/4) 2020/6-7: 最初の頃は、市議会リコールのときは、こういうふうにやっていたとアドバイスするなど何度も打ち合わせもあった(P.15)

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  • (E/5) 2020/7/31: (河村)事務所で何人かでコロナ中はやめましょうと高須克弥さんに進言した。そのときは高須さんも受け入れてくれた。そのときは愛知県が8/6に発令した独自の緊急事態宣言が解除(8/24)されるまで待ってくれた(P.16)

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  • (F/6) 2020/7-8: その後は違う形式でやるといわれ、事務局のメンバーも変わり、こちらの関係者も誰も呼ばれなくなった(P.15)
  • (G/7) 2020/7-8: 今回のリコール活動は、コロナだから「大丈夫かな?」と思っていた(P.16)

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  • (H/8) 2020/8/20頃: 高須さんに40分くらい(河村が)電話して、今回もコロナだからリコールはできんと再度、説得しようとした。そうしたら高須さんは「僕はがんで体が悪い。命がもたん」というわけ。それをいわれて、さすがに折れちゃった。「先生(高須)がそこまで言われるなら付き合いましょう」と。しかし、緊急事態宣言が解除されたといっても署名を集めるのはまだ苦しいと思っとった(P.16)
  • (I/9) 2020/8/25の少し前: 会議にはどういうわけか、だんだんと呼ばれなくなっていた(P.15)

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  • (J/10) 2020/8?: ネットの力で、受任者がすぐに27,000人くらい集まった。愛知の人はそのうち半分。13,500人だとしても(略)、それでもすごいなあと思った。ところがあとから、実際は半分どころかわずか1割だったこともあとから聞いた。ネットで募った受任者は急に増えるけど、すぐにどーんと落ちる(P.16)
  • (K/11) 2020/8?: あるとき誰かがいっていたかと思うけれど、法定数に届くのは難しいから今回は諦めて、2回目を目指せばいいじゃないかと。そういう認識はあった(P.16)

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  • (L/12) 2021/2/15: 署名の偽造に確信を持った(P.15)

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  • (M/14) 2021/3-3/27: 内部の事情を聞いた一人がいっていた。事務局側には「河村に署名偽造に気づかれると止められてしまう」という警戒心があったらしい。もし、気づいたら「バカ者、すぐに警察に自首せよ」と言ったと思う。そんなことをやって保守勢力の努力を潰すような行為は許せないからね(P.15)

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  • (N/13) 2021/3/28: いまだからわかったことだが、河村事務所は、リコール事務局から意図的に遠ざけられたようだった。「電話に出るな」とか、「来させないでくれ」ということだったらしい(P.15)

心の汚れた人(僕)が読み取る

仲よし期

最初からリコール事務局と河村事務所の階層(派閥)が存在した(B,C)。2020年6月から7月のある時期まで、特に初めはそれでも仲がよかった(B)。リコールの進め方などについて何度も打ち合せを行い、アドバイスも送った(D)。

仲たがい期

しかし、河村たかし事務所の秘書が応接マナーなどについて小うるさくいったためか、リコール事務局から次第に疎んじられるようになった(C)。2021年2月3月になって気づいたことだけれど、河村事務所は、リコール事務局から意図的に遠ざけられたようだ(N)。河村事務所とリコール事務局は仲違いしたが、一方、河村事務所と高須克弥は仲よしのまま(E)。

ネットでは受任者が1,350人集まる

それでもリコール事務局ががんばって、ネットの力で、受任者が愛知県内在住の方で13,500人、集まった。すごいなあと思った。ただし、河村はリコール事務局に騙されていて、実情は1,350人くらいと判明した(J)。8月以降は河村は会議にだんだんと呼ばれなくなっていたので、気づかなかった(I)。

決定的な亀裂。河村は会議に呼ばれなくなる

仲たがいが決定的になったのが2020年7月のある時期から8月。それまでと違う形式で(打ち合せ)やるといわれた。事務局のメンバーも変わった。河村事務所の関係者も誰も呼ばれなくなった(F)。8月に入ると、河村自身も、どういうわけか会議には、だんだんと呼ばれなくなっていた(I)

河村には実はリコールに不安があった

実は同じころから今回のリコールは大丈夫かなと河村は思い始めた(7月末前)(G)。一方、同じころのあるとき、法定数に届くのは難しいから今回は諦めて、2回目を目指せばいいじゃないか誰かがいっていた。河村にもその認識はあった(K)。コロナ禍だし「大丈夫かな?」と思っていた(G)。

河村事務所が高須にリコール延期を進言

(河村事務所のスタッフは優秀です。河村の意を汲み歩調を合わせるかように)河村事務所の何人かが河村事務所で、コロナ中はやめましょうと高須克弥さんに進言した。そのときは高須さんも受け入れてくれた(E)。そのときは愛知県が8/6に発令した独自の緊急事態宣言が解除(8/24)されるまで待ってくれ(るといっ)た(E)。

緊急事態宣言解除の少し前(8/20過ぎ)に河村は高須に40分の電話

緊急事態宣言解除の少し前(8/20過ぎ)に河村は高須に電話をかけ、40分間、話し込む。主なやりとりは、次のようなもの(H)。

河村「今回もコロナだからリコールはできん。前にもいったが改めてやめたらどうか」

高須「僕はがんで体が悪い。命がもちません」

河村「(仕方なく折れて)先生(高須)がそこまで言われるなら付き合いましょう」

一方、河村は、緊急事態宣言が解除されたといっても署名を集めるのはまだ苦しいと思っていた(H)。

河村は2021年2月15日過ぎにようやく「署名の偽造に確信を持った」

河村が、署名の偽造に確信を持ったのはずっと後、2021年2月15日を過ぎてのことである(P.15)。

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2021年4月9日
船橋海神🐈💕