illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

妹に聞かせたい噺家

妹(いろいろと省略)に聞かせたい噺家をちょっと考えて――というのは「落語は見聞きしておいたほうがいいのでしょうか」と尋ねられて――、現役の色物はこれはもう決まっていて、マギー司郎と紙切の正楽さん。音曲の小菊師匠。

噺のほうでは――思わず、ことばに詰まってしまい――三木助志ん朝米朝、枝雀、吉朝黒門町、あ、談志。志ん生。おれの好きな噺家は、みんなもういない。

当代名人の名高い柳家喬太郎さん。こういう接し方はよくないと思う。思うけれど、芸事は、30年寝かして、「ああ、あんとき聞いとくんだった。惜しかった」と地団駄を踏むのが味であって。よくないね。鈴本か、末廣か、自分でもいま足を運んでおきたい気持ちはある。

同時に、上に引いたお歴々のよさをやっぱり話したくて、困ったなあ。