illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

「復活の日」準備日記#0033 エドワード・ホッパーの Nighthawks 解題について

黄金頭さんは、エドワード・ホッパーが好きなのね。すごい、いいですよね。ふたりとも。

goldhead.hatenablog.com

Nighthawks seems to be the way I think of a night street. I didn't see it as particularly lonly. I simplified the scene a great deal and made the restaurant bigger. Unconsciously, probably, I was painting the loneliness of a large city.

わかるようで、わからない。翻訳欲がそそられました。訳中の「僕」は、描き手の、エドワード・ホッパーです。

ナイトホークスには、夜の街に対する僕の捉え方が見える。別段、孤独を意識して見たわけじゃない。目にした光景を、かなり簡素化して、レストランを大きく描いた。おそらく、無意識のうちに、大都市の孤独というものを僕は描いていた。

こういうのが、いいんですよ。

思えば初めてスティーヴン・キングを読んだ 『短編画廊』 - 関内関外日記

黄金頭さんのレビューは、こういうところがある。エドワード・ホッパー的な。ナイトホークス的なところ。黄金頭さんが現代アメリカの作家なら、僕は専属の柴田元幸になっていたはずだ。