黄金頭さんは、エドワード・ホッパーが好きなのね。すごい、いいですよね。ふたりとも。
Nighthawks seems to be the way I think of a night street. I didn't see it as particularly lonly. I simplified the scene a great deal and made the restaurant bigger. Unconsciously, probably, I was painting the loneliness of a large city.
わかるようで、わからない。翻訳欲がそそられました。訳中の「僕」は、描き手の、エドワード・ホッパーです。
ナイトホークスには、夜の街に対する僕の捉え方が見える。別段、孤独を意識して見たわけじゃない。目にした光景を、かなり簡素化して、レストランを大きく描いた。おそらく、無意識のうちに、大都市の孤独というものを僕は描いていた。
こういうのが、いいんですよ。
思えば初めてスティーヴン・キングを読んだ 『短編画廊』 - 関内関外日記
黄金頭さんのレビューは、こういうところがある。エドワード・ホッパー的な。ナイトホークス的なところ。黄金頭さんが現代アメリカの作家なら、僕は専属の柴田元幸になっていたはずだ。