昨晩、某所で話したことのおさらいと備忘です。
3つの基本命題。
- 待っていた/待っているのは、私たちだけではなかった/ない。十分な証言を得ています。
- 待ち人を待っていること、待ちわびていることは、生の最大の喜びのひとつとして、私たちの前に現れます。
- 会えないまま長い眠りについたということは、すなわち、ステータスは「待っている」のままです。
1つの補助。
- だからといって、生を急いで会いに行けという話ではありません。むしろ「まったりと生きる」ことが、彼自身のことばとして、あの場所では推奨されています。
1つの推測。
- ゆっくり生きて、いつか会いに来てくれることを、彼は(幸せな気持ちで)願っている。
1つの約束の場所。
- 虹の橋のたもとです。
付言。
- 取材と、思索と、論理の帰結です。史料と証言が、おのずから示していることです。私の脆弱な想像力は、論理によって覆された。それは堅牢を意味します。
- 想像力に引きずられて負けるのは弱さであり、私はそのような物語の構想を、先の習作を経たいま、現時点では好みません。
- 潮が満ち、以上のことを、原理的に否定し得ない場所に、私は運ばれたことになります。書き上げる前に生を擲つ理由は、またしても失われました。