illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

《ドキュメンタリー「張本 勲」 ~巨人軍への道のり~》おすすめ | NHKアーカイブスへぜひ

思い出したときに書いておきます。

NHKアーカイブス。原典を知らないと、現代の味付けにアレンジされたものを正と受け取ってしまう。張本を扱ったドキュメンタリー然り。

僕がNHKアーカイブスで最高の作品の1つと思うのがこれ。

■ドキュメンタリー「張本 勲」 ~巨人軍への道のり~
1976年(昭和51年)30分
1976年春、オフシーズンのプロ野球界は張本勲の巨人軍入団の話題に沸きました。前年に現役を引退したばかりの長嶋監督率いる巨人軍は、球団史上初のリーグ最下位に終わりました。この屈辱的な成績を返上するため、長嶋監督がなんとしても獲得したいと考えたのが、パリーグ首位打者7回という輝かしい記録を持ち、ヒット・マシーンの異名を持つ男「張本勲」だったのです。
本名チャン・フン。子供の頃から野球一筋に打ち込み、プロに進み、数々の記録を塗り替えた張本選手の半生は物心ついた時から常に闘争だったと語ります。憧れの巨人軍への移籍を果たしたばかりの張本選手に密着し、その半生を描きます。

【スタッフ】
撮影: 松木利男
録音: 宮崎 斌
編集: 池野忠央
効果: 河本哲也

 

www.nhk.or.jp

www.youtube.com

これじゃないんだ。もっと、静かな作りで、日本語を話さないお母様が登場したり、今じゃ、放映無理なのかな。僕が川口のNHKアーカイブスにときおり足を運ぶのは、実は《ドキュメンタリー「張本 勲」 ~巨人軍への道のり~》を見るのが目的だったりする。未見で、チャンスのある方は、ぜひ。最近の、原爆とか、在日問題とかに絞った番組では味わえない、半生そのものを、きちんと描いている。きちんと描けているから、余分なナレーションがない。そのような映像作品です。