今回の講座の前に次を読んでみてください。
つまらない論説文が世にはあふれていますけれど、まず、(1) 見坊豪紀の著作は読んで外れがありません。(2) このウィキペディアの記事は(一見)地味ですが愛にあふれています。多少言葉足らずなところはありますが。そこが却ってよい。
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前回つまらないことをしゃべってしまったので仕切り直します。
国語のセンターないし二次の出題形式はだいたい次の感じです。
- 1) 漢字語句(よみ変換/書き変換)前回紹介したシグマをめくってください。演繹とか帰納とかそんなのです。単調に覚えるのがつまらなかったり嫌になったりしたばあいには柳父章の「翻訳語成立事情」か、丸山真男「文明論之概略を読む 上」をBOOKOFFで買い求めてください。柳父章最高だぜ。
- 2) 文法(きょうしゃべります)。「が」「の」の識別とかそんなのです。(きょうしゃべります)
- 論説文。このまえしゃべりました。またあとでしゃべります。
- 小説。この次にしゃべります。
- 随筆。この次の次にしゃべります。
- 古文。いつもしゃべってますがこの次の次の次にしゃべります。
- 漢文。覚えてたらやります。
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んで文法(現代国文法)です。
品詞は10個あります。まず、10個あることを覚えてください。多少の異説はありますが気にすることはないです。入試には「10個」と覚えておけば十分。カッコ内は偏った例。
- 感動詞(おや、まあ、あーっ)
- 名詞(ノート)
- 助詞(が/の/を/に/へ/と/より/から/や/で)これも10個ね
- 副詞(かえって。「帰って!」ではない。きっと。たぶん。おそらく。つゆ~ずの「つゆ」「ゆめゆめ」通じないことはわかってる。放っておいてくれ)
- 連体詞(この、あの、その、どの、いわゆる、大きな、たいした…)
- 形容詞(おもしろい)
- 形容動詞(わいせつだ。堂々たる)
- 動詞(走る。走る。(おれたち)流れる(汗をそのままに))
- 助動詞(だらう)
- 接続詞(やがて(夜が明ける)鈴木雅之です)
- 代名詞(これ。それ。あれ。どれ。11個めになります。10+1と分けてもいいです。)
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んで(二度目)大切なのは助詞です。いろんな覚え方のお呪(まじな)いはありますが、古語との対応でもこの順で覚えておいたほうがいいです。古語では「が/の/を/に/へ/と/より/から/にて/して」となります。必ずしも対応関係を保証しません。が、つぶやいて覚えてください。
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あと今日覚えてほしいのは「は」です。「は」は係助詞です。主格ではありません。つまり格助詞ではなく係助詞です。「このたびはぬさもとりあへずたむけやま」
ね、主格じゃないでせう? (´;ω;`) もういいです。放っておいてください。(´;ω;`) くーちゃん (´;ω;`)