illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

2007 久留米医英語(部分)再受験生氏対応

再受験生氏と打ち込もうとしたら再受験生蛆になった。これが筆誅というものである。

オンラインで出典が見当たらないので手打ちする(手打ちくらいはまあしちゃる。その時間に古語覚えるのならw)。

There are several ways of dealing with a book of jokes. One can, for instance, read it from beginning to end at a single sitting or perhaps at two, swallowing the contents in large gulps, like a pint of beer. This is often the reviewer's way, particularly if he is in a hurry. It is the wrong way. It leads to depression and irritability. Then there is the consumer's way - the business man's, the politician's, the music-hall artist's: strictly utilitarian.

The reader is on the lookout for a new funny story, less for the sake of enjoyment than in order to enliven a speech, crush an opponent, suggest, a gag, etc. (下線部A)そのような人にとっては小咄集も便覧のようなもので、折にふれてみては材料を探す本なのである。 下線部(B)He will carefully select two or three jokes suitable for the occasion he has in mind and work them in, ignoring the rest till some other occasion. This is vastly superior to the first, and may, in fact, be the right way.

出題は、下線部(A)英訳と、下線部(B)和訳。

まず下線部(B)の和訳に手を付けるのがよろしかろう。

  • そのような人は、ジョーク(小咄)が役に立ちそうな状況があらかじめ頭の中にあり、それに適したものを2つ3つ慎重に選び出そうとするものだ。そしてそれ以外のジョークはまた別の状況が来る(に呼ばれる)まで(ずっと)放ったらかしにされる。

伊藤和夫的補注を記す。

  • そのような人:前の文、下線部(A)で「そのような人」とある。これを、Heを「彼」と訳すなよ(!)というサインだと受け取り、受け取ったことをきちんと訳文で表明する。採点官は「よしよし」と思うだろう。
  • あらかじめ想定された:he has in mind. haveは動詞の性質がもともと継続相なので「あらかじめ」くらいは文脈依存でやってよい。
  • 役に立ちそうな:work them in. themはjokes. workは機能する、働く、役に立つ。ここでは珍しい他動詞だが、自動詞で訳すのが自然。inはin the occasionのthe occasionが省略。
  • 別の機会が来るまで:till. tillは極めて重要。tillは極めて重要。tillは極めて重要。byとの識別、訳し分けはいまからでも必須。byとの識別、訳し分けはいまからでも必須。byとの識別、訳し分けはいまからでも必須。[大切なことは3回繰り返す]
  • すなわち、tillは「マデズット」。byは「(オソクトモ)マデニハ」
  • [用例1]He needs to pass the entrance exam by 2019 at the latest. どんなに遅くとも野郎は2019年までには入試に受かる必要がある。
  • [用例2],whereas she says that she will wait for him till he passes (does). ところが彼女は野郎が受かるまで(いつまでだって)待ってくれると仰っている(オドロイタネ)。
  • 鬼畜。まさに鬼畜。腐れ外道。
  • 放ったらかし:ignoreの一般的語感は無視ではあるが、ここは「放置プレイ」が相応しいだろうね。目も呉れない、なんてのも渋い。
  • 1文言い切りが難しければ、ロジックの通る限りにおいて、今回のように2文に分割しても構わない。いわゆる分詞構文後置。

次に、下線部(A)の英訳。

  • To such readers, a book of jokes seems like a handbook (reference) that they would search for ingredients in occasionally.
  • ああ恥ずかしい。やばいやばい。でもまあ日本人の書く英語としてはこれで合格点だろう(笑)。
  • ForでなくてTo:S seemns A to me. Sは僕にとってAに見える。seemを使うときはtoです。
  • 便覧:handbookが出るといいが、受験生は硬い単語を頭に叩き込まれるだろうから、referenceが出てくればよしとする。
  • would:婉曲。(まあもし探すとすれば)くらいの含み。willでもよかろう。
  • search for:まさに書物の中から自分の状況にあったジョークを(目を皿にして)(頁をめくりめくりし)覗き込んで探す感じ。「検索する」
  • ingredients:材料。まあ思い浮かばないだろうし綴りもミスりがちだから、materials, cluesくらいまで、本番では押し込んでしまえ。materialsのがいいかな。俺は採点官に向けた嫌味ったらしいアピールでingredientsを投入するタイプ。
  • inは、in (the book)のthe book省略。こういうの、関係代名詞の綾でなかなか微妙なところなんだが、とりあえずなんとなく感じ取ってくれ。
  • occasionallyは、ダサいけど「折に触れて」のもっとも間違いの少ない訳語。as needed(必要に応じ随時)くらいまで許容されるかな。

今回、こちらからは以上です。下線部以外のところも、同じ具合に、訳してみ? 力付くから。