9:00
起床。窓を開けて部屋の空気を入れ替える。牛筋の下ごしらえをする。漬けておいた大根を食べる。うまい。山藤章二のブラック=アングルを手に取り70年代の世相を脳内再生する。ホマレ姉さん(id:homare-temujin)が教えてくれたように、先週と同じチノパンツ、パーカー、バックパックで身支度。
11:15
お嬢と待ち合わせ。ランチは神保町のクリムトで焼きカレーの予定。であったが、土曜日は休業の由。事前に確認をしておくのだった。お店の前にねこのかみさまがいたので写真に収まっていただく。今日ははなちゃんと少しでも仲よくなれますように。手を合わせる。
KLIMT (クリムト) - 神保町/イタリアン [食べログ]
ちなみにこのクリムトは平日のランチが穴場。焼きカレーは毎日通って食べるものではないと思うが、それでも変化をつけたいときがある。雰囲気がいい。ちょっと薄暗くて、芸術的で、おいしい。いただいたあとに少しゆっくり本を読んでいたくなる。平日ランチが比較的ゆったりしているのは、そういうサラリーマンが少ないからだと思う。思えば大学の先生といった雰囲気のお客さんが多い気がする。
今日は残念だけどまた次の機会にしよう。その後、河岸を変えて軽めのランチ。
13:15
川べりの町。2つある部屋のうちの1つに入り、品のいいおばあちゃん猫とあいさつ。とても人懐こくて首をかしげながらすりすりしてくる。続いて2つ目の部屋。廊下から先を見るとガラス戸越しに先週の雄猫ちゃんが目を輝かしているのがわかる。ドアを開け、座ったり立ったり猫じゃらししたりしながら、お嬢と交互に戯れる。
13:16
はなちゃんがケージにいない。ケージの外でのんびりすることを覚えたとは聞いていたが。一瞬不安になる。保護主さん「タワーの箱の中にいますよ」。キャットタワーの2F相当部分の箱の奥に潜んでいるはなちゃんを発見。手を振ったらシャーシャーしてくれた。かわいい。
13:17
箱の奥にもうひと対の目が光っているのを発見する。はなちゃんと寄り添って息をひそめるその姿に複雑な思い。複雑な思いというかやきもちです。
14:25
雄猫とおばあちゃん猫とスキンシップを図っているうちに思わず長居してしまった。スキンシップというかにくきゅうシップというか。
保護主さんにお礼をいって、来週末のはなちゃんお迎えの時間を確認し、おいとまする。今日はお嬢も下僕(俺)もはなちゃんに触れることはできず。お嬢はそれでもはなちゃんをいたく気に入ってくれた様子。よかった。「かわいい」「家にいてくれるだけでうれしいですよね」といってくれて気持ちが和らぐ。
16:00
民俗学の知識を総動員して「荒神(こうじん:台所の神様。荒ぶる神)」「荒魂(あらみたま)」と猫との関係を探る。「私たちははなちゃんにお仕えする身ですからね」というお嬢のことばを思い出す。はなちゃんとキミならきっと大丈夫。
思えばひと月ほど前にこの1枚にハートを射抜かれたのがことの始まりだった。荒ぶるさまもかわいい。