存命の日本の文芸評論家ですごいのはだれかと問われたら「反文学論」の柄谷行人と「文芸時評というモード―最後の・最初の闘い」のすが（糸へんに圭）秀実と答える。柄谷はどこかよそのほうへ行ってしまった。すが（さだやす圭みたいで迫力でないなあ）のどこ…

「君のことが心配だから」と いまから45年前に 唐突に押しかけてやってきて 鳴り物入りで飼われたねこ 役に立つはずだったそのねこは 前評判ほどには何をするわけでもなく 押入れで寝 引き出しで寝 背を向けて寝 たまに屋根の上で寝 のどを撫でさせるわけで…

キミが俺のところにやってくる前に お願いしておきたいことがある 厳しい話などしない 俺は一介の給餌係にすぎない 給餌という言葉遣いが不埒だというなら 給仕係でかまわない 断っておくが 俺はさだまさしが嫌いだ 理由は訊かないでほしい そういうものだと…

ねこよ もうすぐわが家にやってくるねこよ キミは1歳（らしい） それまでずいぶん辛い暮らしをしてきたと 係りのヒトから聞いた ねこの1歳はヒトの16歳 例えば 仮にだ 1929年に生まれて16歳なら1945年 ヒトの日本の世界では それは戦争の終わった年 キミが親…

看板に偽りありにはうるさい俺である。ま、最近はその看板のキャッチにすらろくなのがない。だから手にする書物は古いものになりがち。 ひどい本が2冊ある。同じ2悪人による対談である。 対談 美酒について―人はなぜ酒を語るか (新潮文庫) 作者: 開高健,吉行…

ナンを作った。甘酒を仕込んでいる間に時間があったので。 <a href="http://blog.chefhariom.com/?eid=1216795" data-mce-href="http://blog.chefhariom.com/?eid=1216795">ナンのレシピ（ナンの作り方） | インド人シェフのブログ</a> ナンのレシピ（ナンの作り方） | インド人シェフのブログ 参考にしたのはインド人シェフさんのところ。イヤードロップ型に生地を成形するの…

甘酒を仕込んでいる。作り方はクックパッドに従う。 炊飯器de米こうじで作る本格的♡甘酒 by kebeibiko 炊飯器de米こうじで作る本格的♡甘酒 by kebeibiko [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが192万品 どぶろくを作りたい。その前に米麹かもしれない…

あぐりさんの倅はとんでもない野郎だ。「砂の上の植物群」とかミソジニーとかのことを指しているのではない。古来、母親に先立つ以上の不孝はない。 90年代の前半にやり残したことのひとつが岡山の美容室を訪ねてあぐりさんに髪を切ってもらうことだった。そ…

いろいろ書きたいことはあるのだが、岡崎京子を手に入れた（正確には10数年振りに取り戻してしまった）ため、マーマレードジャムを作っている。 玉木正之はたまに妙なことをいうが同じくらいいいことを書き記していて、そのひとつに「塁間にランナーを追い詰…

豆腐の味噌漬けを作っている。 思えば小浜／竹富への旅にdancyuを持参したあたりから雲行きがおかしかった。俺の発酵への情熱を止めるものは誰もいない。松前漬けとそのほか若干の自家製漬物（なんだそりゃ。自家製が当たり前だろうに）をジップロックに詰め…

この年末年始も、多くの観光客が「八重山は」「竹富島は」俺のものだといって、羽田から新しくできた石垣空港に降り立ったに違いない。俺も昨晩戻ってきた。28日からほとんどインターネットにつながらない楽園（小浜／竹富）に滞在していたため世間で何が起…