illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

おれのくーちゃん(ねこに表情はあるか?)

ロフトに上がる。

今日は少々厳しい仕事を(日曜なのに)やらなくてはならない。

能力値と仕事の内容からすると大したことはないのだが

やる気が出ない。

そこでおれはロフトに通じる梯子に足をかけ、顔をのぞかせた。

くーちゃんが下の床や窓辺にいないということはロフトにいるのだ。

 

くーちゃんはおれを認め、目を細めてくれた。

くーちゃんは下にいてもロフトにいても朝でも晩でも深夜でも

おれを認めると目を細めてくれる。

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(4年前の1枚)

おれはいつも何を疑うのだろう。

くーちゃんを疑ったことは無論いちどもいちミリもいち秒も鐚(びた)一瞬もない。

 

くーちゃんが哲学的思索的な表情を見せるたびに

おれは責任めいたものを感じて

何かに額を擦り付けて急ぎ詫びなくてはと思うのだが

その神のようなものは

どこにも見当たらない。

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