デスク・チェアの腰の高さに
アイリスオーヤマで買った樹脂製のボードがある。
そこにおれは衣類を雑に放り込み
その上にAmazonの箱。
中身はパソコンの周辺機器類と本と書き損じ。
いつしかくーちゃんが
ひらりぴょん
と通ってくれるようになったので
おれはブランケットを敷いた。
くーちゃんはおれがくーちゃんのほうを見るたび
目を細めてくれている。
右肘斜め横後方数十センチ。
くーちゃんは三色のやわらかい肉球と
まるですっかり安心し切った寝顔を
惜しむことがない。
(くーちゃんの屋根に風そよぐ)