illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

この「逃病日記」は昨年6月に発症してしまった「急性リンパ系白血病」を治療するにあたっての、入院から退院までの出来事を読み物にまとめた物です。入院初期はどうなることかと心配もしましたが、なんとか無事に退院することができました。

私は運良くトントン拍子で治療も進み、骨髄移植の為のドナーさんもみつかったおかげで、約1年で退院となりました。が、この病気(特に私がかかったタイプ)は骨髄移植ができなければ完治に至るのが難しいらしく、退院してもまた最初の入院時の状態に戻ってしまう事が多いそうです。実際、私と同じ頃に入院していた方はなかなかドナーがみつからず、退院中に再発してしまい病院に戻ってきてしまいました。

私はドナーがいてくれた為かなり精神的に楽でしたし、完治して元の生活に戻ってやるという希望も持てました。しかしドナーがみつからず、ましてや再発までしてしまった彼の心境は私にはわかりません。それでも笑顔を絶やさない姿勢は尊敬に値するものと思います。

彼だけでなく他にも大勢のドナーさんを待ち望んでいるのが現状らしいです。もしドナーになっても構わない、患者の希望になってあげたい、などと思ってくれた方、人それぞれの考えもあることです。それでも「やっていいよ」と考えてくれた方、ドナー登録していただけると幸いです。

 

お世話になった医師、看護婦の方々、家族、そして見舞いに来てくれた友人達には心から感謝しています。どうもありがとう!

 

…なお…逃病日記自体はこんなまじめにかいていませんので…読んだ後に怒りのメールを送るのはやめてね…。

そりゃ、あれとかあれとかの基準に沿って、赤入れの余地はあるよ。「良く」「トントン」「物」「事」「為」「しまい」の連続、「することができる」。「急性リンパ系」ではなく「(急性)リンパ性」とか。

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しねーよ。

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何度読んで、声に出しても、彼、よよん君の人となりが伝わってくる。おれは、どうして、彼がこれだけの文体を21歳や22歳で手にできたのか(おれには到底できなかった)、その秘密を知りたくて、滋賀を、お母様を、訪ねたというのは、ある。

元々が、かなり完璧だと思う。少し手直しをすれば、なんとかorgの煽りや誘引に、いまの時代だったら十分になるだろう。

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でも、お母様も、よよん君も、そういうのはしないんだ。

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「しない」って、聞いてきた。確かめてきた。ふっふっふ。(´;ω;`) しないよな。するわけがない。もしそうだとしたら、彼、よよん君の日記は、誰のために書いたのかってことさ。

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つぶやきが、語り口そのままで、家族や主治医や看護婦や友人以外の誰の力も借りずに、世の中に働きかける力があると信じられた、2002年ごろは、そんな未来がまだあると思われた。おまえら頭いいからすぐにそういうの忘れちゃうんだぜ。鈍牛だけがわすれない。

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いま、標準化された安い単価の安い文体に「それ」があるというなら、おれの前に持ってきて見せてくれ。小便ひっかけて、安い焼酎でうがいして眠ってやる。