ホマレ姉さんの本がAmazonから届きました。
すごいよこの本。ほんとによく出来てる。東南アジア、例えばタイやベトナムを旅している。そうすると英語圏からの観光客や滞在者あるいは彼ら彼女たちのお土産に、地元伝統の料理を紹介する薄手のフォトブックを目にすることがあると思う。
おそらく伝わりやすいイメージとしては、あれの、手間暇をかけた、手厚い版。増量版。
実に粘り強い本作りをなさっている。はてな発の単著ってこうだよねえ。2冊買った。贈答用にまだ買うと思う。
僕の上の写真、テーブルクロスが敷いてあるけど、もう、まるっきり、ホマレ姉さんの料理のブログ記事を読んで(これ書くのもう何度目かだけど)「この人の言葉は間違いない」「ということは野菜と料理は間違いない」とすっかり惚れ込んで、俺、それまで料理しなかったんだぜ。
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奥付に、ホマレ姉さんは1997年に本格的に野菜農家として就農したという趣旨のことが書いてある。20年だ。実はちょうど昨日今日、川崎貴子おねえさんの本もAmazonから届いた。
この川崎さんも1997年に経営者としての道をスタートさせている。97年、僕はまだ大学院にいて、時期的にちょうど、(文字通り)言葉を失って、苦しい時期だった。あのころはある意味でいまと似て、フリーターブームなどという甘言が長い下り坂を予感させる景況を覆い隠そうとする、その時代相もあって、いや、僕は先が見えなかった。
97年に「事業」を始めた、その頃の僕にはもちろんまったく面識もなく、このような形で将来に接点を持とうとはつゆ思わなかったお二人。それが、期せずして同じ日に僕の好みの本を上梓なさった。
本居宣長には、生涯を賭けて、女が男に及ぼした影響の大きさを説いた人という一面がある。正しいんじゃないか? 俺はばあちゃん子だし、母親のセンスをおそらく功罪ひっくるめて受け継いでいるし、ねこちゃんは3人とも女の子だし、ご縁があってよかったと思うブロガーさん(?)の大半は女性だ。
いわずもがな、お二人は、その筆頭である。
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おねえちゃん子であり、お母さん子であったよよん君の物語は、来週中には本になる見込み。俺はホマレ姉さんと出版では(俺のはクラウドファンドを使った他費出版だけどさw)同期だ。やったぜ!
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ホマレ姉さんの本のおしまいのほうに、これらの親戚、「黒キャベツのおやき」が出てくる。早くも、冬が待ち遠しくなってきた。