illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

進捗報告です(という名の自己解題)(の、ようなもの)

「無菌の国のナディア」外伝の件、進捗報告です。

本日さきほど5/18夜にCAMPFIREさんにプロジェクトの修正再申請を行いました。修正ポイントはリターン(印刷物)の発送時期です。7月末にプロジェクト完了、8月に発送準備、9月お手元着としました。他、いくつかリターンの種類を増やし、文言の修正を行うなどしました。

それはさておきサンプル公開です。先日先行でお披露目したものに、もうちょい範囲を広げました。

http://kumabooks.com/Second-Opinion-Sample.pdf

CAMPFIREの申請中のプロジェクトページにもリンクを貼ってあります。

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原稿が仕上がり、あとは世に問うだけの段となり、気分がいいので少し与太話をします。させてください。させていただきますです。

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電車男(2004年10月)のころ、僕の今回の原稿はもうちょっと早く仕上がって、電車男を追いかける展開をイメージしていました。

これは僕の筆力が、というのではなく、スレッド(コンテンツ)自体のもっている力です。当時、電車男の何が面白いのか、正直にいえばまるでわからなかった。何かが見え透いている。変な表現ですが、そう思いました。仕掛け人がいることが見えている。

それに対して、こっち(医者ってさ無菌の国のナディア)はいまのことばでいえば「ガチ」です。ガチ中のガチ。ただ、それでも、血液グループ先生にしても、よよん君にしても、実在を疑う/運営のやらせ説みたいな声は存在した。

それが、僕には不思議で不思議でならなかったですね。まあ、気持ちはわかるし、放っておけばいいんですけれど。ただ、それもまた、当時の2ちゃんねるの深層の雰囲気でした。

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これは、以前にお披露目したかな。

こっちは、URLを掘ればいいだけだけれど、まだだったでしょう。

この行為がね、(たまたま2ちゃんねるで居合わせた見ず知らずの他人が、たまたま血液内科医だったというだけで、ここまでやって)いいのかどうか、わからないですよ。ちなみにこれ(いいのかどうか、わからない)は、「圧倒的にいいこと」だと思うときの僕のいいかたですけどね。

あ、わが恥を晒しておかなくては。

そして、
多くの人々の心を繋いだこのエピソードは、
今後、ある形となって
世に出るかもしれない・・・。

これ、僕の今回の物語のことです。きゃー(=^・^=)

ちがうんだ、2004年8月9月時点ではもうすぐ書けると思っていたんだ。でもね、結びにあたる8章部分の会話が、ということはつまり僕のこの物語に対する根本的な認識が、からきしだめだった。当時31。わかるわけがない。いま44だけど、それでもやっぱりぎりぎり手がかかった、くらいかな。

よし、がんばる。

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ここんとこは、チャンドラー「The Long Goodbye」(ということは近代の探偵小説の最良の部分)を、少しだけ、ほんの少しだけ、意識している。つまりだね、なぜ人はものごとを調べて物語にわざわざする、せざるをえない、したくてしたくてたまらないような題材との出会いが、それと意識されるような形でありえるのかということだ。うむ。うむじゃねーだろw

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このことは、この場で、いずれ続きを書くこともあろうか/書かなくてはと思う。なぜなら、僕をこの認識にまで運んでくれたのが、はてなブログだからだ。いっつもやさぐれている自分を発見する/した。自己認識は1人じゃできないんだ。実につまんねー悟りなんだけどさ(笑)。

2002年当時の、2ちゃんねるには、それがあったんだよ。

173 名前: 卵の名無しさん 投稿日: 02/03/14 21:21 id:RE08lnIC
ここは匿名の掲示板だからなんでもいえる
だから

俺も祈っている。

できることならば、俺、この173さんに会ってみたい。

dk4130523.hatenablog.com

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プロジェクトの進捗、またお知らせします。