illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

(親展)国内電子辞書市場の輪郭をつかむためのヒント

親愛なるしいたけ先生。

watto.hatenablog.com

国内メーカー数社の寡占市場で、ユーザーの中心が日本人であり、量販やECに比べて法人文教は値崩れしにくく、特に女子の私学は富裕で、黙って買ってくれる。売った後は休眠率が高く、使い壊すほどのユーザーは稀、ハード/ソフトに何か問題があっても(自動車のように)社会的責任を問われることはまずない。ものは小さいから倉庫費は抑えられる。ハードは枯れているから売れ残り流通在庫は回収して2018年モデルに化粧直しすればいい。辞書コンテンツは他社からのバルクライセンスゆえ価格転嫁しやすい。台数は読める。wanna be的な所有欲にも訴える。大学調達は攻略しやすい。もちろん個々の苦労はあります。ですがメーカー論理が通りやすいビジネスの典型の1つと思います。以上を前提にC社とS社の決算報告、および東洋経済の記事(電子辞書 市場シェア で検索してください。あとはお察しください)をご覧くだされば、しいたけ先生ならおそらく一発です。

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私は昼間はガチプロとして(なんだそりゃ)市場を見ていますが(内緒ですよ。くーちゃんにきらわれてしまう。くーちゃんは俺を下僕として愛してくれている。俺は市場なんて知らない)、3年12四半期もやれば、もの売りだろうがコンテンツ売りだろうが、ここらの事情は見えるようになります。ですが、この世界は俗に「経験値がものをいう」といわれ、確かにそうなんです。日本の大学のビジネス研究科でもいい線までは行きますが、まだかな。やっぱり、本職は、命を削ってやっていますからね。どうしたら、暮らしの商品の大半に対して、賢い消費者として居続けられるのでしょうね。

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ご不明点があれば別チャネルでdmでもくだされ。やばいんでぼやかして書きました。個人的には、PDIC+英辞郎+紙の辞書が最強と思っております。