illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

氏神様(龍神社)にお参りをしてきました

氏神様にお参りをしてきました。

だって、ごんぎつねがそういうんだもん。

「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神さまのしわざだぞ」
「えっ?」と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。
「おれは、あれからずっと考えていたが、どうも、そりゃ、人間じゃない、神さまだ、神さまが、お前がたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、いろんなものをめぐんで下さるんだよ」
「そうかなあ」
「そうだとも。だから、まいにち神さまにお礼を言うがいいよ」
「うん」
ごんは、へえ、こいつはつまらないなと思いました。おれが、栗や松たけを持っていってやるのに、そのおれにはお礼をいわないで、神さまにお礼をいうんじゃア、おれは、引き合わないなあ。

新美南吉 ごん狐

ぶつくさいうごん、かわいいよね。

(ちがうんだ、ごん。きみこそが、こうして狐さまになったのだ。少なくとも兵十と加助と、黒井健と俺の4人はそのことを知っている。)

ごんぎつね (日本の童話名作選)

ごんぎつね (日本の童話名作選)

 

*

龍神社。船橋海神の氏神様のひとり。

www.tesshow.jp

何度か足を運んでるんだけど、国道14号を挟んで坂と一方通行が多くて行きにくい。まず、わかりにくい。それがいいんだけど。

 

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まず、近くに車を置いてください。または船橋駅まで電車で。そうしたら14号に降りて、この三橋珠算学院さんを折れて坂を少し下る。奥にお寿司屋さんが見えるのが目印。お寿司屋さんの先の十字路まで進みます。

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ここを右です。そしたらすぐ。鳥居が見えます。

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ぐいっと近くに歩みを。今日は(も)地元の数家族の方が詣でにみえていました。しかし空がサマルカンドブルーだなこりゃ。庄野真代。それは…(あ、時節柄まずい。)

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国威宣揚とかやめてほしいですがどんな石碑でも史料としては貴重なのでぐっとがまんをする。

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いいでしょう? いかにもだよね。ちゃんと柏手打ってきたよ。で、「あーめん」つうんだ。お賽銭あげるから許して。

いいですか皆の衆、神社仏閣石碑古墳そのほか歴史的建造物は裏に回る。これですよ。俺じゃない。トルクメニスタンのメルブ遺跡の発掘調査に参加した考古学の先生がおっしゃっていた。ただしこの話には続きがある。「しめしめと裏に回ったら撃たれた同僚がいた」「宗教的理由と中国でいう匪賊的な連中の可能性の両方がある」「でも見たいじゃない?」。

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裏に回る。非常に、よい。うむ。思わず、ぐるぐる回ってしまった。

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龍神様。わかりにくいね。中央右の池に向かって白いパックマンが、鰐(鰐じゃない。龍)の目。口を水辺に伸ばしている構図。この池には鯉がいると詣でに見えた地元の方に教えていただいたのだが、「きょうはみえないね」とのこと。また来まーす。

場所は、写真奥に見える船橋中央病院との位置関係で推察できると思うが、念のため。

ちなみに、冒頭の経路案内で書いた寿司屋は、地図上で目立つはま寿司さんじゃない。

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こっち。孝ふじさんのほうね。これは帰り道、坂を14号方面に上っているときの構図。

ふたたび境内に1枚だけ戻る。

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狛犬の意匠は、(特にここのは)これ猫の下僕ならピンとくると思うんだけど、ねこちゃんそのものなんだよね。獅子、ライオンがモチーフと聞いているんだけど。この辺、わたくし的には腑に落ちる解明がまだであるな。うむ。

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ただいま、くーちゃん。くーちゃんとみんなのことし1年のしあわせを、無病息災を、お祈りしてきたよ。下僕ちゃんのぶんは、これからくーちゃんにお祈りするね。

(やっぱりもふもふの狛犬…ねこちゃんのほうがいい!)

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みなさまにも、この1年の幸、多からんことを。