illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

義憤添削編その1

すが(糸へんに圭)秀実というおもろいおっさんがかつて柳美里のことをおちょくって手痛い反撃にあった話は以前に記した。今回また引用する気になったのは、はなちゃんとくーちゃんのおかげで読者さんが増えてくれたためである。

dk4130523.hatenablog.com

ところで、添削をしようと思う。1日1段落ずつ。

刺激をくださったのはHagex名人である。

hagex.hatenadiary.jp

名人のライトな理路整然は日本語への愛着、センスの泉からにょろにょろちゅうちゅうと顔を出しているのに違いない。

閑話休題。いきます。構成もばっさり直したいのですが、そんな義理もないので、段落ごとに添削し終えた後に、全体構成を整え、そこで初めてタイトルを考えてみることにします。

4月からはあちゅう氏と3ヶ月限定でコラボサロン「スパルタWEB編集塾」を開講します。最近はnoteに力を入れていましたが、こうしたコラボサロンも今後は需要がありそうだということで、僕から誘ってみました。実は僕らは大学の同級生で、僕は留年、彼女は留学で休学?していて、入学年度も卒業年度も一緒なのです。

4月から6月まで、3カ月限定のコラボサロン「スパルタWeb編集塾」を開催します。はあちゅうさんとの共催です。僕は最近noteに力を入れていました。その中で、サロン、特にコラボサロンは今後の需要が見込めそうだと直観しました。そこで、はあちゅうさんをお誘いしました。

ここで話は変わりますが、はあちゅうさんと僕は大学の同級生です。まず入学年度が同じ。さらに、彼女は留学のため休学(ほんとうは詳しくは知らない)、僕は留年したために、卒業年度も同じです。

志望者というよりかは現役の編集者ライターにお越しいただきたいのですが、募集ページもご覧いただくとして、募集ページには載せきれなかったこのサロンを創った僕の思考背景をここでご紹介します。

さて、そのサロンには、できれば現役の編集者さん、およびライターさんにこそお越しいただきたいと思っています。ライター志望者さんを必ずしもお断りするわけではありません。その辺りには僕なりの思いがありますので、以下で説明させてください。募集ページには募集ページの役割があります。ここに記すのは、いわばその「思い余り」のようなものです。

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いくつか、具体的に指摘します。

  • 「から開講します」→「に始めます」「AからBまで実施します」開講の時期は英語ではat / onです。開講する/始めるの時間幅は、時点です。期間 from toとは相性がよくありません。添削例の開催、あるいはもう1つ浮かんだ候補の実施も座りの微妙さは残ります。が、ここは立ち止まるべきです。
  • 「noteに力を入れていましたが」→もし逆説なら文を終止させて、逆説とわかる接続詞を選んで使ってください。
  • 「そうだということで、」→「ということで」で止めないでください。宙ぶらりんになります。需要がありそうと感じたのが僕なら僕と記すのが基本です。
  • 「僕から誘って」→この文脈で「から」は、はあちゅうさんも僕も誘う可能性があったけれど、そこを自分から、と解釈するのが自然でしょう。ならばそう書くべきです。別段「から」の曖昧さを必要としないなら「が」で十分です。あるいは主語を立てないで処理する。

今日はこれでやめます。飽きました。遊んでほしいと愛するねこちゃんがこちらの様子をうかがっているので。

それにしても「作った」を「創った」とする輩(例、池田大作方面)や、「自分の考えたこと」を「思考背景」といったり「紹介する」といったりする書きぶりからは、傲慢さがにじみ出ています。その証拠に、敬語が適切に使えていない。敬語が使えていないということは、読者との距離感をつかめていないということです。

ふわふわした、話し言葉のような品格のだれた文体を是とするなら、課金すればいいでしょう(課金の誤用例)。何の恨みもありませんが、お勧めはしません。文章としては筋がわるすぎる。書く営みをなめているとそうなります。その点は指摘しておかないと。お金儲けの才覚がないとはいっていません。

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柳美里のエッセイには、文壇バーで会った絓に「あなたの小説はくだらないから読まない」と言われ、柳が「少なくとも私なら、あなたを批判する時あなたの書いた物を読んでからする」と答えた。すると絓が「あんたの顔を見たら読まなくてもくだらないと判る」と言ったため、柳の平手打ちが飛んだと書いてある。絓の眼鏡は飛び、それを拾った絓はこそこそとバーの隅に隠れてぶつぶつ言っていたという。

すが秀実 - Wikipedia

追伸:Hagexさんとのコラボなど恐れ多くて望んでおりませぬ。通りすがりの、義憤です。しかし、Hagexさんはいつも面倒見がよくて恐れ入ります。

僕のほうでも、添削は、明日以降も続けます。いろんな人の添削例が出るといいなと淡い期待を抱いています。