illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

お昼の余慶 はなちゃん日記 あともうほんの少しで1か月

今週のお題「飼ってる、飼ってた、飼ってみたい!」

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職場を出て中抜けの帰路に就く。夕べ持ち帰りの仕事をして仕上げた資料の一部を家に紙で残してきたことに気づいた。自由の利く仕事、職場なのでありがたい。関心は、不意に帰宅してはなちゃんがびっくりしないか、ただそれだけである。

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OK はな姫さまは俺をよく観察していらっしゃる。実は忘れ物は名目に過ぎず恋心に動かされたことをお見通しの様子であらせられる。さすがというほかにない。

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朝に撮ったサービスショット(今朝は忙しくて更新を怠った)。

姫の前脚が微妙に「八卦よい」をしており、デコルテの美しさが際立つ。まず間違いなく世界一かわいいといってよい。

ところが、驚くことに、ネットで検索すると、うちの猫が世界でいちばんかわいいという輩が推定50億人くらいいる。

はて、彼らが何を考えているのか、俺にはよくわからない。はなちゃんが一番であることに異論を差し挟む余地はあり得ない。

仕方がないので、論理学の命題「うちの猫が世界でいちばんかわいい」を、ここに提起することにしたい。

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隣家のおばあ様とはいちど挨拶をしたいと思っていた。

写真は控えるが、たとえていうなら、吉田兼好も顔負けの、見事なお庭をお持ちでいらっしゃる。柑橘、数種類の梅、猫の通り道、一見、無造作にみえる葱、浄化槽のふたを芝と小石で囲う造作、小庭、すばらしい。

外に出ると、おばあ様が垣根越しに、近所のじい様と話していらっしゃる。

「どなたか、夏みかんが落ちてるとね、塀の上に乗せてくださる方がいるんですよ」

はなちゃんありがとう。これはラッキーボール。好球必打。それ僕です僕。

「あの、お話し中すみません、ご迷惑とは思ったのですが、あまりに見事な柑橘でしたので、もったいないと思って塀に…」

「わはは」(じい様)

「耳が遠くてね、よく聞こえないんですよ」(おばあ様)

「申し訳ありません」(俺)

「塀にね、夏みかんを乗せてくれたのは、こちらのお兄さんだって」(じい様)

「あらそうですか、ありがとう」(おばあ様)

「いえ、とんでもない。その、上の部屋で、猫ちゃんと暮らしているんです。ご挨拶が遅れまして…」(俺)

「あら、それは。さぞかし猫ちゃんはかわいらしいんでしょう。あなた、こちらの大家さんは変わった方でね…」(おばあ様)

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戦線に復帰する。はなちゃんのおかげで生活も、コミュニケーションも、すっかり前とは違った気がする。しみじみ。やはり情報と感性はデスクや画面の上ではなく街中にあるのだ。

(追伸)飼ってにゃい。失敬にゃ。お仕えさせてあげてるだけにゃ。