illegal function call in 1980s

1980年代のスポーツノンフィクションについてやさぐれる文章を書きはじめました。最近の関心は猫のはなちゃんとくるみちゃんです。

はなちゃんにシャーされに行く

8時

起床。洗濯。部屋の空気を入れ替える。寒い。大根と白菜を漬ける。仕込んでおいた鶏肉をソテーして食べる。うまい。一方でにんにくが強すぎたことを反省する。今日ははなちゃんに会いにいく日だ。匂いで嫌われたりしないだろうか。

9時半

詩心が芽生える。久しぶりに鉄拳「振り子」を見て泣く。シャワーを浴びる。歯を磨く。詩心をはてぶに納める。届いていたdancyu2015年3月号を手にする。「日本酒ロックス」「牛タン偏愛」。昼間の仕事(マーケットのモデリング)を少し片づける。俺は猫詩人なのにと独り言つ。味噌をかき混ぜる。

正午過ぎ

はなちゃんに会いに行く。川べりの町を歩く。いや、街の川べりか。13時少し過ぎに猫シェルターの近くまで着いたので預かり主さんに電話をしてこれから伺う旨伝える。「はなちゃんが待ってますよ」といわれてほおが緩む。おまわりさんここですこの人です。

13時15分

はなちゃんのケージに近づく。瞳孔が開き背を丸め明らかに警戒の様子。人懐こい雄猫が遊んでほしいとやってくる。たちまち(前回に続いて)仲よしになり前から後ろから好き放題「人山登り」を楽しませる。はなちゃんの嫉妬心を煽ろうとしたが無関心。しょげる。しかし瞳孔が前回よりも少し閉じ、目を細める仕草が見てとれたので「よしよし」と思う。

14時前

椅子に座り雄猫をひざに抱え寝落ちする。はなちゃんをちら見したら目を少し細めてあきれている様子。ちょっとした表情の変化に喜ぶ。

14時過ぎ

雄猫を吸う。雄猫喜ぶ。マッサージする。もっと喜ぶ。


サバ美スタグラム。|坂本美雨 Official Blog

14時半過ぎ

別の面会の方(おねえさん)が見える。かわいすぎるはなちゃんに関心を示す。はなちゃんのケージの前からなかなか離れようとしないが既決の里親として余裕をかまし、平静を装う。もちろん内心は「雌の猫ちゃんですから今回は申し訳ありませんが女性の里親さんに」とどんでん返しをされないか気が気でない。ほかのいろんな猫ちゃんに声をかけて外の暮らしに思いをはせる。はなちゃんでない猫たちからもシャーされて器を試される。

15時前

俺のことも見慣れただろうと思いはなちゃんのケージに少し手を差し伸べる。目の前15cmくらいまで近づいたところで「シャー」されたので謝罪と宥和の申し入れを行う。ついでに2015年2月21日から無期限で一切の補償と保証に応じるつもりであることを丁重にお伝えする。返答はまだ得られていない。外交交渉は難しい。

15時15分

満足と不安がないまぜになった気持ちを抱えて帰途につく。桜井工務店の「君が好き」を口ずさみながら川べりの町を歩く。

16時

帰宅。恋心が復活する。来週また会いに行く予約を入れる。ねこブログを読む。AmazonYahoo!で猫グッズを総ざらいする。パーカーについた猫の毛の始末に右往左往する。